シクラメン 育て方

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シクラメン 育て方が難しい?

読了までの目安時間:約 9分

 

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去年の12月から車道沿いに植えられていたシクラメン

 

 

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なんと戸外で越冬、夏越ししました!

しかし、秋にほかの花に植え替えられていました……

 

 

シクラメンは、冬の鉢花の女王として、昔からとても人気の高い植物です。
見た目が豪華で、部屋に置いてあるだけで雰囲気が華やぎます。

 

プレゼントとしても喜ばれます。
豪華で贈答用としても見栄えのするシクラメンですから、
栽培がとても難しいと思ってはいませんか?

 

確かに長く栽培して楽しむためには、コツが必要です。
けれど、シクラメンを育てるために必要な手入れは、難しいものではありません。

 

手入れを行うタイミングや、シクラメンの好む環境を作ってあげることができれば、
初心者の方でも十分育てられ翌年も花を楽しめます。

 

 

[シクラメン 育て方が難しい?]

 

 

■シクラメンの育て方で難しいことは?

 

シクラメンを育てるのが難しいと感じたり、失敗を重ねる原因の1つには、
シクラメンの性質を勘違いしている場合が、意外と多いです。

 

シクラメンは室内で花を観賞して楽しみますが、
観葉植物として人気のあるカポックやポトス、
モンステラなどのように、耐陰性はありません。

 

むしろシクラメンは日向の方が好きで、日照不足になると、
調子が悪くなってしまい、そのまま枯れてしまうこともあります。

 

冬の間は寒さをしのぐため、室内での管理が増えているだけなのです。
シクラメンの性質を知り、好む環境を理解して整えれば、自然と長持ちします。

 

・温度の管理
シクラメンは耐寒性も耐暑性もあまりありません。
上限は25度くらいで、下限は5度くらいまでです。

 

けれど、シクラメンが一番生育しやすく、花が咲きやすい気温は、15度~20度です。
また、日中と夜間の気温差が10度くらいの環境が、もっとも過ごしやすい気温です。

 

冬の戸外はとても寒く、シクラメンには耐えられません。
そのため、室内に取り入れて観賞するとともに冬を過ごします。

 

ところが、この安全なはずの室内で、意外とシクラメンはダメージを受けます。
というのも、冬は人にとっても寒いので、暖房をつけます。

 

暖房を使った室内は、温度が高くなりやすく、20度を超えることはよくあります。
寒がりの人であれば、25度をキープしていることもあるのではないでしょうか。

 

25度以上になると、シクラメンは夏がくると勘違いして、休眠に入ろうとします。
葉が黄変して枯れたり、花数が急激に減るという症状が出始めます。

 

この時に、寒さで弱っていると勘違いし、
さらに暖かい場所に移すと、完全に地上部が枯れてしまいます。

 

暖房の風が当たらない場所に置き、
できれば室温が20度を超えないような場所で管理しましょう。

 

 

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日が当たっていると長期間咲き、丈夫な株になります

*フィルムは猫除けです

 

・日当たりの確保
シクラメンは日光浴が大好きです。
特に生育期である秋~春までの間は、
日当たりの良い場所で管理した方が、花数も増えて株も充実します。

 

寒い時期に室内に置く場合も、日当たりの良い窓辺で、
できれば直射日光の当たる場所がお勧めです。

 

日差しが苦手だと勘違いして、日当たりの悪い場所に置いていると、
だんだんと元気がなくなっていきます。

 

冬でも、日中の気温が10度を超える暖かい日は、戸外に出して日光浴させましょう。
室内よりも戸外の方が日当たりが良いので、日照不足を解消することができます。

 

ただし、午後3時を過ぎたら、すぐに室内に取り込みましょう。
夕方は急激に冷え込んでくるため、戸外で放っておくと寒さで枯れてしまいます。

 

・水の管理
シクラメンを見た時、水をたくさん欲しがる植物に見えますか?
それとも、乾燥した環境を好む植物に見えますか?
正解は、過湿も過乾燥も嫌います。

 

特に過湿状態になると、根腐れを起こしたり、球根が腐ったりして、良くありません。
また灰色カビ病という病気の原因になることもあります。

 

反対に乾燥しすぎてしまうと、生長に必要な水分が足りなくなり、
葉がしおれたり、枯れたりする症状が出ます。

 

シクラメンを植え付ける時は、必ず水はけの良い土を使います。
水もちの良すぎる土だと、いつまでもじめじめと湿っているため、根に良くありません。

 

購入したばかりのシクラメンは、鉢と鉢皿が合体した、
底面給水鉢と呼ばれる鉢に植えられていることが多いです。

 

底面給水鉢は、鉢皿に水を溜めておくことで、
鉢の中を適湿に保つことができる優れものです。

 

ただ、水を溜めているから大丈夫と世話を怠っていると、
うっかり水切れを起こすこともあるので要注意です。

 

普通の鉢に植えられているシクラメンの場合は、土の表面が乾いたら水を与えます。
水を与える時は、必ず鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与え、
鉢皿に残った水は捨てるようにします。

 

・肥料の管理
シクラメンの株を充実させ、花数や葉数を増やすためには、
肥料切れさせないようにする必要があります。

 

けれどここで勘違いしやすいのが、肥料を与えれば与えるほど良いと考えることです。
濃度の高い液体肥料を与えたり、大量の置き肥をするのは、
シクラメンにとって良くありません。

 

ほとんどの植物が多肥は苦手です。
むしろ調子が崩れてしまい、最悪の場合には枯れてしまいます。
くれぐれも与えすぎには注意しましょう。

 

・夏越しの工夫
シクラメンは、冬の寒さよりも夏の暑さの方が苦手です。
夏越しを成功させれば、次のシーズンもまた花を楽しめます。

 

自分で夏越しさせた株は、購入直後よりも愛着がわき、大切な存在となるでしょう。
けれど、夏越しは難しそうに感じますね。

 

シクラメンは丈夫な植物で、品種改良のおかげもあり、
きちんと管理してあげれば、意外と簡単に夏越しできることも多いです。

 

ポイントは、休眠するか非休眠するかによって異なります。
夏越しのポイントを守ることができれば、来シーズンも美しい花を期待できます!

 

 

■シクラメンの栽培に失敗したら

 

シクラメンの育て方をよく読んで実践していても、枯れてしまうことはあります。
枯れてしまった時は、なぜ枯れたのかを探ってみましょう。

 

原因が見つかれば、次のシーズンはそれに気をつけて手入れします。
近年は、非休眠のほうが夏越ししやすく感じます。
いろいろな条件を整えてチャレンジしてみると、素晴らしい花たちにまた出会えます。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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シクラメンの育て方 Q&A

シクラメン ビクトリアの育て方は?

読了までの目安時間:約 5分

 

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メティス ビクトリア デコラ、上品なフリルと配色です

 

 

シクラメンの数ある品種の中に、ビクトリア(Victoria)と呼ばれる人気品種群があります。

 

ビクトリアとは、品種そのものの名前で使われることもありますが、
おもにはその花型と色を併せ持ったシクラメンを指します。

 

シクラメンの中でも人気の高いビクトリアの特徴と育て方をご紹介していきます。

 

 

[シクラメン ビクトリアの育て方は?]

 

 

■ビクトリアの特徴

 

ビクトリアとは、花がフリンジ咲きになっていて、覆輪と目がある花型を指します。 

 

一般的なフリンジ咲きのシクラメンに比べ、ビクトリアと呼ばれるシクラメンは、
フリンジのつき方がゆるいため、パッと見ただけで区別することができます。

 

一般的にフリンジ咲きと呼ばれるシクラメンは、
花弁の縁全体がひらひらと波打っていることがほとんどです。

 

しかも波打ち方がとても細かく、ボリューム満点の花型をしています。

 

 

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一般のフリンジ咲きも豪華です↑が、ビクトリアは花弁の上部にゆるいフリルが出ます

 

 

花弁の縁のフリルも、一般的なフリンジと比べると波打ち方が緩く控えめです。
そのため、一般的なフリンジ咲きのようなボリュームを好む方から見ると、
少し寂しいと思う方もいるでしょう。

 

しかし、ゆるやかなフリルがとても可愛らしく、ふんわりとした雰囲気です。
フリンジが花弁全体に入っているタイプだと、華美になりすぎることがあります。

 

ビクトリアはフリルを減らすことで、華美で豪華な雰囲気を抑え、
ふんわりとした柔らかい雰囲気と可愛らしさとともに、すっとした上品さがあります。

 

ビクトリアの特徴は、フリルだけではありません。
花弁の縁には、必ず縁取りがつきます。

 

さらに花弁の付け根付近には、斑点のような目が入ります。
花弁の縁と目は同じ色であることが多く、
花弁部分とは異なる色がつくことがほとんどのため、洗練されています。

 

花弁自体の色は、白~濃いめのピンクまで様々です。
その花弁の縁と目につく色は、鮮やかなピンク~赤紫色が入ります。
明るい色目の色が縁と目に入るので、キリッと雰囲気を引き締めてくれます。

 

花弁の色や縁の色は、メーカーや品種、株ごとに異なります。
モレルという会社からは、3種類のビクトリアが販売されています。

 

メティスはミニシクラメン、ラティニアは株姿がコンパクトで、
ハリオスは大輪咲きが特徴になっています。

 

同じメーカーであっても、まったく印象が異なる株が出ることがあります。
色々な株の中から、お気に入りの一鉢を探してみてください。

 

 

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ビクトリア系シクラメン、 花はもちろん葉の模様も素敵です

 

 

■ビクトリア 育て方のポイント

 

基本的には、一般的なシクラメンの管理法と同じで問題ありません。
葉芽も花芽も発生しやすく、花数も多くなりやすいのが特徴です。

 

コンパクトな品種もありますが、ボリュームが出る品種が多いです。
普通鉢で育てる場合は、水やりは必ず花にかからないように注意します。

 

花に水がかかると、染みができたり、濡れたところからカビが発生する可能性があります。
室内で管理していても、株姿が崩れにくいですが、
時々は葉組みをしたりして、姿を整えてあげましょう。

 

葉組みをすることで、株の中心にも光が入り、健全に育てることができます。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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シクラメンの育て方 Q&A

シクラメン 2年目の育て方

読了までの目安時間:約 10分

 

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休眠せず夏越しした大型のシクラメン(2016.10.24撮影)

 

 

シクラメンを購入し、ワンシーズン楽しんだ後、難所である夏を越えたら、
2年目の新しいシーズンが始まります。

 

2年目になったシクラメンのじょうずな育て方のコツをご紹介します。

 

 

[シクラメン 2年目の育て方]

 

 

■シクラメンの様子

 

シクラメンが苦手な夏を越えることができたら、また新たなシーズンが始まります。
夏越しをする時は、葉を残した状態で過ごす非休眠法と、
葉を枯らした状態で過ごす休眠法があります。

 

どちらの状態で夏越しをしたかで、夏の終わりの状態が異なります。
また、株によっては夏の間に調子を崩していることもあるので、
シーズンが始まる前にチェックしておきましょう。

 

 

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非休眠株、葉は暴れていますが株は元気ですなので葉組みをします

 

 

◎非休眠株
非休眠で夏越しをした場合、本来であればずっと葉は残ったままです。

 

ところが、夏の暑さや湿度の高さによって調子が悪くなった株は、
夏の間に少しずつ葉を減らし、気付けば葉がなくなっていることもあります。

 

1. 調子の良い株
調子が良い状態で夏を越せた株は、葉の色つやが良く、枚数も10枚以上と多めです。
また、球根もしっかりと締まっていて、カビなどの発生も見られません。

 

2. やや調子が良い株
葉は残っているものの、枚数が5枚以下になっている株は、
調子の良い株に比べると、少し疲れている可能性があります。

 

球根から新しい芽が出ている場合は、
植え替えをした後に調子が戻ることが多いです。

 

ただし、残った葉の一部が黄変していたり、
葉の付け根部分などがぶよっとして腐りかけたようになっていたら、
萎凋病にかかっている可能性があります。

 

この場合は、植え替えをしても調子が戻らず、枯れてしまう可能性があります。

 

 

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ガーデンシクラメンの非休眠株、このくらい元気なら2年目もOK!

 

 

3. 調子が悪い株
葉がだんだんと枯れてしまい、最終的には葉がなくなっているものは、
夏の間にずいぶんと傷んでいる可能性があります。

 

それでも、球根が硬くカビなどが見られないようであれば、
植え替え後に復活する可能性が高いです。

 

球根がぶよぶよと柔らかく、新芽も黒く枯れたようになっているものは、
植え替えをしても回復できない可能性があります。

 

◎休眠株
夏がくる前に意図的に水を減らし、葉を枯れさせて休眠していた株も、
8月下旬頃からだんだんと新芽を出してきます。

 

環境によっては、もう少し遅くから新芽が出てくることもありますが、
すでに球根が枯れている場合は、待っていても新芽が出てくることはありません。
枯れた球根と生きている球根を見分け、枯れている球根は処分しておきます。

 

・生きている球根
生きている球根は、形が丸くキレイな状態で残っています。
触ってみると球根が硬く、よく締まっています。

 

カビなどの異常も見られません。
新芽が見えないものも、時期がくれば新しい芽が出てくる可能性が高いです。

 

・枯死した球根
表面にカビが生えていたり、触ると腐ったように柔らかくなっているものは、
すでに枯死している可能性が高いです。

 

触ってみた時に、固い球根でも、表面の皮が浮いて破れていたり、
中が収縮してすかすかになっているものは、枯死した球根です。

 

 

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球根も張りがあります

 

 

■夏越し直後が肝心

 

2年目以降のシクラメンも、基本的な管理方法は購入株と変わりません。
異なることは、シーズンが始まる直前、夏越し直後の手入れがあることです。

 

せっかく夏越しに成功しても、
植え替えに失敗すると、そのまま株が枯れてしまうこともあります。

 

また、購入した時は底面給水鉢だったシクラメンも、
普通鉢に植え替えられることが多いです。

 

底面給水鉢と普通鉢では、少しずつ扱い方が異なるので、
その点は気を使って世話をしましょう。

 

 

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次々と出る花芽

 

 

■植え替え

 

植え替えは、非休眠株・休眠株と共通して、8月下旬~9月中旬が適期です。
夜の気温が25度を下回るようになったら、植え替えが可能になります。
非休眠か休眠かによっては、植え替え方が少し違うので注意します。

 

◎非休眠株の植え替え
非休眠株の場合は、今までの古い鉢よりも、一回り大きい鉢に植え替えます。

 

非休眠株は、ずっと根が動いている状態のため、
古い鉢から抜き出す時、新しい鉢に植え付ける時に、根を傷めないように扱います。

 

根鉢はほとんど触りませんが、根鉢の表面を少し崩す程度なら構いません。
ただし、むやみに根を傷つけるようなことは避けるようにします。

 

◎休眠株の植え替え
休眠株を植え替える時は、大胆な植え替えが可能です。
古い鉢から根鉢ごと抜き出し、古い土をすべて落としてしまいます。

 

古い根の三分の二くらいを切り落としてから、新しい鉢に植え替えます。
休眠状態のため、根を大きく切ることができるのが、休眠株の植え替えの特徴です。

 

ただし、土を落とす時に、無理に根を引っ張ったりして、
球根を傷めないようにだけ注意してください。

 

もし球根を傷つけた場合は、半日陰の場所で傷口を乾かしてから植え替えます。
傷ついてすぐに植え替えると、傷口から病原菌が入り込み腐りやすくなります。

 

 

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植え替え後は、1週間ほど明るい日陰で養生します

 

 

■植え替えからシーズンオフ

 

植え替えが終わった後は、たっぷりと水を与えておきます。
底面給水鉢から普通鉢に変わった場合は、鉢皿の中の水に注意します。

 

底面給水鉢の場合は、鉢皿の中に水を溜めて管理していましたが、
普通鉢の場合は、鉢皿に水を溜めないように管理します。

 

鉢皿に水が溜まったままになると、過湿になって枯れる確率が高くなります。
植え替え後は、1週間ほど明るい日陰で養生させ、
徐々に日当たりの良い場所に移動させます。

 

植え替えが無事に済んだら、その後は通常と同じように管理します。
購入してきたばかりの株は、室内でのみ管理することがほとんどですが、
9月~11月くらいまでは、まだ戸外で管理できます。

 

室内に比べて戸外の方が日当たりが良いため、
葉の徒長を防ぎ、花数を増やすことができます。

 

夜の気温が10度を下回るようになったら、夕方に室内に取り込むようにします。
12月になり、日中も寒い日が多くなってきても、
日中の気温が10度を超えるようであれば、戸外に出して日光浴をさせます。

 

水やりや追肥、葉組みなどの管理は、1年目と同じで問題ありません。
1年目に比べると、開花が始まるのが遅いですが、
株が大きく生長した分、花数が増えていきます。

 

2年目も無事に楽しめたら、5年後、10年後も楽しめるよう、
ていねいに栽培管理していきましょう。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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シクラメンの育て方

ガーデンシクラメン 室内の育て方は?

読了までの目安時間:約 8分

 

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ガーデンシクラメンにも美しい花が増えました、部屋でも鑑賞したいですね♪

 

 

シクラメンには色々な品種がありますが、
大型のシクラメン、ガーデンシクラメン、ミニシクラメン、
原種シクラメンに分けることができます。

 

大型で大輪咲きのシクラメンは、適温範囲が少し狭いため、
冬の間は室内で管理しながら鑑賞して楽しみます。

 

ミニシクラメンは、大輪咲きに比べて花の大きさが小さい品種群です。
性質は品種によって少しずつ異なりますが、ミニシクラメンの場合は、
大輪咲きのシクラメンに比べると、少し耐寒性があるものが多いです。

 

ガーデンシクラメンは、大型のシクラメンに比べると、
耐寒性も耐暑性もあるため、年間を通して戸外・室内で管理し楽しめます。

 

ですので、ガーデンシクラメンは戸外で管理することが多いのです。
ガーデンシクラメンを室内で育てるには、少し工夫が必要です。

 

 

[ガーデンシクラメン 室内の育て方]

 

 

■ガーデンシクラメンの性質

 

ガーデンシクラメンは、大型シクラメンに比べ、寒さにも暑さにも比較的強いです。

近日、品種改良により、冬の花壇に植えても開花する品種も増えました。

 

ただし、強いといっても、耐寒性の強い植物に比べれば、寒さには弱いですし、
夏の暑さに強い植物に比べれば暑さにも弱いです。

 

ガーデンシクラメンは、シクラメンの仲間の中では、
耐寒性と耐暑性が強いですが、一般の植物よりは寒暖には繊細です。

 

夏の暑さは、風通しの良い日陰で管理するなどして夏越しすることができます。
冬の寒さは、霜がおりたり土が凍ったりしないように防寒します。

 

ガーデンシクラメンは、夏の間は暑さをしのぐため、休眠するものもあり、
非休眠状態で夏越ししている場合も、生育はわずかです。

 

ガーデンシクラメンの花後の生育期間は、夏の終わり頃から初夏までです。
この生育期間中は、日当たりの良い場所に置いて日光をたくさん浴びせることで、
新しい葉芽や花芽を形成し、大きく育ちます。

 

 

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日の当たる窓辺に置いて、時々窓を開けて風を入れると良いです

 

 

■ガーデンシクラメンの室内での管理法

 

基本的には屋外管理をするガーデンシクラメンですが、
最近では花型や花色の種類も豊富になり、室内でも楽しみたくなりますね。

 

室内栽培の場合、できるだけ屋外の自然環境と似た環境を作ることが大切です。

ガーデンシクラメンを室内で丈夫に育てるためのコツをご紹介します。

 

・置き場所
ガーデンシクラメンは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
室内でも窓辺なら日当たりが良いと感じるかもしれませんが、
実は戸外と比べるとずいぶんと日当たりが悪くなります。

 

また、秋~春までの寒い時期には、窓を閉め切っていることも多いです。
窓を閉めていると、室内の空気が動かないので、
必然的にガーデンシクラメンの周りも風通しが悪くなってしまいます。

 

ガーデンシクラメンを室内で楽しむためには、
まずこの日当たりと風通しの2点をクリアする必要があります。

 

 

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葉組み、花柄摘みなど基本的な世話をすると、よく咲きます

 

 

◎日当たり
室内の中であれば、やはり窓辺が一番日当たりの良い場所となります。
できれば日が差し込んでいる場所が適しています。

 

それでも、戸外の日当たりの良い場所よりは、日照時間が短くなります。
日照不足になったガーデンシクラメンは、葉がやたらと大きくなったり、
球根から出た新芽などが大きく育ちにくかったりすることがあります。

 

せっかく伸びてきた花芽も、日照不足によって枯れてしまうことがあります。

 

室内のできるだけ日当たりの良い場所に置くとともに、
時々は戸外に出して日光浴をさせましょう。

 

できれば晴れた日は毎日出してあげたいところですが、
都合で毎日は難しい場合もあるでしょう。

 

その場合は、水やりのタイミングで日光浴をさせるようにします。
ガーデンシクラメンは、戸外で管理する時と同じように、水はけの良い土で育てます。

 

冬の寒い時期であれば、毎日~数日に1回のペースで水やりをします。
この水を与える時に、必ず鉢底から余分な水が出てくるまで与えるようにします。

 

室内であれば鉢皿で受ける必要がありますが、戸外なら鉢皿は不要です。
水やりをする日、戸外の日当たりの良い場所に、
ガーデンシクラメンを置き、水をたっぷり与えます。

 

余分な水が切れてからも、できれば午前中いっぱいくらいは戸外で日光浴をさせましょう。
たった数日間の日光浴でも、日照不足を解消するにはお勧めの方法です。

 

 

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天気の良い日は、外に出して日光浴をさせます(原種シクラメン)

 

 

◎風通し
風通しの悪い場所で管理していると、株元が蒸れてしまったり、
球根や葉柄、花柄にカビが発生することがあります。

 

また、コナジラミやハダニなど害虫が発生し、株を弱らせることもあります。
できるだけ風通しの良い場所を選びたいですが、室内では難しい場合は、

 

日当たりを確保する時と同じように、
時々は外に出して戸外の新鮮な空気に当ててあげましょう。 

 

ただし、あまり強風が吹いている時は戸外に出すのを控えます。
室内で管理している株は、常に戸外で管理している株に比べ、
少し性質が弱くなる場合があります。

 

穏やかな室内に慣れてきたところで、寒い風が吹き抜ける戸外に出すと、
株がストレスを受けて一気に傷むことがあります。

風通しといっても、強い風ではなくそよ風くらいが最適です。
また、室内を換気するとき、あけた窓辺に置いておくだけでも違います。

 

・その他の管理
置き場所や水やりの他、追肥や夏越し中の管理は、
戸外で管理している株と同じで構いません。

 

上手に管理すれば、室内であっても、
何年もガーデンシクラメンを楽しむことができます。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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シクラメンの育て方 Q&A

ガーデンシクラメン 秋の育て方

読了までの目安時間:約 7分

 

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ガーデンシクラメン、夏越し後、早ければ9月から新芽や花芽が生えてきます

 

 

ガーデンシクラメンは夏の間、休眠したり、
葉数を減らして過ごし暑さを乗り切ります。

 

夏越しに成功したガーデンシクラメンの、
秋、9月~11月頃の管理法をまとめ、ご紹介します。

 

 

[ガーデンシクラメン 秋の育て方]

 

 

■基本の栽培管理

 

・栽培環境
夏の間、休眠していた株も非休眠だった株も、
日陰の涼しい場所で過ごしていましたが、
秋になったら再び生育期に入るため、日向に移動させます。

 

非休眠株は、9月中旬頃から日向に移動させます。
休眠株は、株によってはまだ新芽が動き出していないものもあります。

 

新芽が動き出している株は、9月中旬以降であれば日向に移動することが可能です。
休眠株の球根の中心から、小さな新芽がひょっこりとあらわれるので、
見落とさないように、注意深く観察します。

日向に移動させても、9月中はまだ昼間が暑い日があります。
そういった場合、湿気が高いと蒸れやすくなるので、
できれば雨の当たらない場所に置き、水分管理は水やりで行います。

 

 

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夏越しできた株たち(非休眠株)

 

 

・水やり
非休眠で夏越しさせた株は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにします。
鉢の下に鉢皿を敷いている場合は、余分な水が鉢皿に溜まるので、
水やりのたびに捨てておきます。

 

休眠株の場合は、新芽が動いていない株は、夏越し中と同じ管理で構いません。
新芽が動いているのを見つけたら、非休眠株と同じように、
土の表面が乾いたら水を与えるようにします。

 

秋は涼しくなってくる時期なので、
あまり土も乾かないだろうと油断していると水切れさせることがあります。

 

生育期に入ったガーデンシクラメンは、夏よりも吸い上げる水分量が増えています。
気温が低くなって土が乾きにくくなったと思い込まず、
毎日土のチェックをして、乾いていたら与えるようにしましょう。

 

 

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今年購入の株、良い香りがします

 

 

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花芽もたくさんついています♪

 

 

・肥料
9月に入ったら、ガーデンシクラメンの生育期に入ります。
そのため、夏の間は薄めに作っていた液体肥料も、通常の濃度に戻します。

 

カリが多めの液体肥料を1000倍に薄め、1週間に1回のペースで与えるようにします。

 

休眠株の場合は、新芽が動き始めてから追肥を行います。
それまでは夏越し中と同じように、追肥をする必要はありません。

 

また、植え替えを行った後は、2週間~3週間は追肥が不要です。
植え替えから2週間~3週間が過ぎたら、再び追肥を開始します。

 

・植え替え
ガーデンシクラメンは、庭植えや花壇、鉢植えや寄せ植えなど、
幅広く楽しむことができます。
9月に入ったら、植え替え・植え付けを行いましょう。

 

・鉢植え
鉢植えで育てている場合、夏越し前に植え替えを行っていない場合は、
9月に入ったら植え替えをしておきましょう。

 

1年間植え替えをしていない鉢の中の土は、
微塵が下の方に溜まっていたり、肥料のバランスが崩れていたりします。

 

微塵が一部に溜まると、水はけが悪くなってしまうので、
一度植え替えをしてリフレッシュさせましょう。

 

・寄せ植え、花壇
寄せ植えや花壇に植え付ける場合も、
9月に入ったら植え付けることができるようになります。

 

他の植物との兼ね合いで、9月中に植え付けができなくても構いません。
ただ、あまり植え付けが遅くなると、寒くなる前に根を張ることができず、
弱ったり、枯れてしまうことがあるので注意します。

 

植え付けは遅くても、寄せ植えなら12月中旬、
花壇なら11月中旬までに済ませるようにします。 

 

寄せ植えの場合、12月中旬ぎりぎりになってしまうと、
置き場所によっては寒さで傷むこともあるため、
11月中に植え付けておくのがお勧めです。

>>ガーデンシクラメン 寄せ植え

 

・元気な株とは?
夏越しに成功しているかどうか、新芽が出てくるまでは分かりにくいですね。
目の前の株が新芽を出す可能性があるのかどうか、
待ち遠しく不安になることもあるでしょう。

 

その場合は、球根を指で軽く押さえてみてください。
ぶよぶよとして柔らかくてなってしまっている場合は、
すでに球根が腐っているため、生育は望めないでしょう。 

 

柔らかくなっておらず、硬い場合でも、球根の表面の皮が剥けてしまい、
中がからっぽになっている場合は、再生の可能性は低いです。

 

残念ですが、このような株の場合は、諦めましょう。
今シーズンもガーデンシクラメンを楽しみたいときは、
早めに次の株を準備しておいた方が得策です。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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シクラメンの育て方

原種シクラメンの育て方

読了までの目安時間:約 11分

 

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■原種シクラメン 栽培スケジュール

haruzaki

・春咲き

 

akizaki
・秋咲き

 

huyuzaki
・冬咲き

 

 

■原種シクラメン 栽培データ

 

英名・学名 cyclamen・cyclamen
形態 多年草
原産地 地中海沿岸、小アジア、ロシア南部
草丈/樹高  5cm~15cm
開花期 春咲き:3月~4月 秋咲き:8月中旬~12月 冬咲き:12月~3月
花色 白、赤、ピンク、紫、複色
栽培難易度(1~5)  2
耐寒性 強い~やや弱い
耐暑性 強い~弱い
特性・用途  花期が長い、品種により花期や特性が違う

 

 

原種シクラメンは、名前の通り、
品種改良されていない原種のシクラメンです。

 

原産は地中海沿岸やトルコ、メキシコ、アフリカと、
意外と広い範囲で生息しています。

 

原産地が違えば、同じ原種シクラメンでも性質が異なってきます。
性質が異なれば、育て方も多少は違いが出ます。

 

原種シクラメンも、シクラメンやガーデンシクラメンのように、
「生育期」と「休眠期」が存在します。

 

生育期と休眠期のサイクルは、時期が少しずれることはあっても、
それぞれの管理方法としては、品種が違ってもあまり差がありません。

 

どのような品種の原種シクラメンを育てるとしても、
生育期と休眠期の基本的な育て方を覚えておくと、栽培しやすくなります。

 

 

Primitive cyclamen (3)

ヘデリフォリウムと思われる花

 

 

■原種シクラメンの育て方

 

・品種を選ぶ
原種シクラメンには、春咲き・秋咲き・冬咲きの品種があります。

 

中でも、日本では秋咲きの「ヘデリフォリウム」や春咲きの「コウム」が、
比較的手に入りやすく、管理が難しくない品種とされています。

 

他には、シリシアム・インタミナタムなどが育てやすいのでおすすめです。

原種シクラメンの中には、花が咲いた後に葉が出るものや、
葉と花が一緒に出るものがあります。

 

ガーデンシクラメンなどは葉と花が一緒に出るタイプなので、
花だけが先に出るタイプの原種を初めて見ると、驚くことも多いでしょう。

 

どのような品種を育てるにしても、品種によって性質が違うので、
育てたい品種のことをよく調べておきましょう。

 

育てる原種シクラメンの性質を知っておくことが、
栽培の失敗を減らすことにもつながります。

 

・苗を選ぶ場合
ホームセンターなどで取り扱っていることもあまりないので、
購入する時はインターネットを使うと便利です。

 

ここのお店の苗なら信頼できるというお店を見つけておくと、
どのような植物を購入する時でも安心で便利です。

 

もし店頭で見かけたものを購入する場合は、
いくつかの注意点をクリアしたものにしましょう。

 

◎原種シクラメン 良い苗の選び方 
1.葉の枚数が多く大きさがそろっている
2.花、蕾が多く球根にも新しい蕾が多数ついている
3.球根や葉が黄ばんでいたりカビが生えていない
4.葉や花に変色や変形がない
5.品種が明記されている

 

・植え場所(栽培環境)
原種シクラメンは、品種によって耐寒性と耐暑性に差があります。
コウムやヘデリフォリウムであれば、耐寒性も耐暑性もやや高いので、
地植えでの栽培が可能になります。

 

地植えにする場合は、開花時期によく日があたり、
休眠時期には半日陰~明るい日陰くらいになる場所がおすすめです。

 

どの時期も、風通しが良い方が病気や害虫の発生が少なくなります。
ただし、強風の吹く場所は、葉が傷み花茎が折れることがあるので、
避けるようにしましょう。

 

地植えか鉢植えか迷っているのであれば、
やはり鉢植えの方がおすすめです。

 

年間を通して、原種シクラメンの好む環境を、
地植えでは作ることができない場合でも、
鉢植えなら好む環境に移動させることができるからです。

 

 

cyclamen

よく購入する、おぎはら植物園(楽天市場)さま

 

 

・植え付け場所の準備
◎地植えの場合
原種シクラメンのほとんどは、水はけの良い土を好みます。
地植えにする時は、植え付ける場所を深さ20cmくらい掘り上げて、
よく耕しておきます。

その場所の水はけが悪い場合は、
赤玉土や鹿沼土などを加えて調整しておきましょう。
緩効性の化成肥料を、元肥として少量混ぜておきます。

 

 

Cyclamen coum

原種シクラメンコウム、生長点が用土に埋まる程度に植え付けます

 

 

◎鉢植えの場合
鉢を選ぶ時は、深すぎず浅すぎない普通のタイプにします。
素材は素焼きや駄温鉢、プラ鉢などで問題ありません。

 

・植え付け、植え替え
植え付けや植え替えは、休眠期のうちか、
葉芽や花芽が動き出し始めた頃が適期です。

 

深植えにならないように注意しますが、極端に浅くする必要はありません。
品種によって球根をどれくらい埋めるかが違ってきます。

 

植え付けの深さが分からない場合は、
球根の頭がギリギリ埋まる状態にしておきましょう。

 

鉢植えの場合は、球根の直径の2倍の直径の鉢に植え付けるようにします。
地植え、鉢植えともに、根はあまり傷めないように注意しましょう。

 

鉢植えの場合、何年かすると根がいっぱいになって、
生育不良を起こすことがあります。
1年~2年に1回くらいのペースで植え替えてあげましょう。

 

 

cyclamen (26)

このらせんに、惚れてしまいました♪

 

 

・水やり
生育期は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
鉢植えの場合は、鉢の底から水が出てくるまでしっかりと与えます。

 

鉢皿に乗せているのであれば、鉢皿に残った余分な水は、
その都度捨てるようにしましょう。
鉢皿に水を残しておくと、過湿の原因になります。

 

休眠期は、葉がない状態になった場合も、時々水を与えるようにしましょう。
水を与える時は、生育期のようにたっぷりは与えず、
表面が湿る程度でも十分です。

 

環境によって、休眠期なのに葉が残ることがあります。
その場合は、生育期と同じように、土の表面が乾いたら水を与えます。
ただし、過湿にならないよう、くれぐれも注意しましょう。

 

・追肥
肥料は、ごく少量与える程度で大丈夫です。
生育期に、1か月~2か月に1回、緩効性の固形肥料を与えるか、
10日~2週間に1回、液体肥料を与えるようにします。

 

肥料を多肥にしない程度に多めに与えても、元気に育つことはあります。
球根も大きく肥るため、一見すると良さそうに見えますが、
休眠期に入った時に、球根が傷みやすくなるため、おすすめはできません。

 

休眠期は、葉があってもなくても、追肥をする必要はありません。

 

・花ガラ摘み
花期の間、花が傷んできたら花ガラを摘みましょう。
花ガラを摘むことで、見た目を美しく保つことができ、
病気の発生を防ぐことができます。

*こちらの中程に花ガラ摘みのやり方の画像と説明があります。

>>シクラメンの育て方

 

・種採り
種で増やすことができます。
花が咲いている時に、指で軽くはじくように刺激を与えると、
受粉して種ができることがあります。

 

花が咲き終わったあと、花の付け根が丸く大きく膨らみ、
花茎がくるくると巻いていきます。

 

花茎がくるくると巻いているものは、種ができています。
実が裂けたら、中に種があるので、それを取って土に播きます。

光を嫌うので、覆土して明るい日陰で管理するようにしましょう。

 

■病害虫

過湿により、球根が腐ったり、カビが生えたようになることがあります。
植え付ける時には、必ず水はけの良い、清潔な用土を使いましょう。

 

時々、アブラムシがつくことがあります。
数が少ないうちに、粘着テープなどで捕殺するようにしましょう。

 

■原種シクラメン 育て方のコツ
1.品種ごとの性質を理解し合った育て方をします
2.水はけの良い清潔な用土に植え付けます
3.生育期と休眠期の水やりに気遣います。  

 

■参考

・ガーデンシクラメンの育て方

・原種シクラメンの蕾が! ←栽培記録

・シクラメン コウムの育て方
・シクラメン ヘデリフォリウムの育て方
[原種シクラメン] ブログ村キーワード

 

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原種シクラメンの育て方

シクラメン プルプラセンスの育て方

読了までの目安時間:約 10分

 

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cyclamen purpurascens

プルプラセンス C)ペットエコ&ザガーデン楽天市場店

 

 

■原種シクラメン プルプラセンス 栽培データ

 

学名 cyclamen purpurascens
形態 多年草
原産地 ヨーロッパ(アルプス山脈周辺に広く分布)
草丈/樹高  10cm~15cm
開花期 6月下旬~10月上旬
花色 白、赤紫、薄紫
香り 強い(バラのようなフローラルの香り)
栽培難易度(1~5)  3
耐寒性 強い(-10度くらいまで)
耐暑性 やや弱い(真夏の強い日差しは避ける)
耐乾性 弱い
特性・用途  鉢植え・庭植えが可能、香りが楽しめる

 

 

■シクラメン プルプラセンスの育て方

 

・プルプラセンスの特徴
プルプラセンスは「紫色の」という意味があります。
そのため、花色は赤紫色をしていることがほとんどです。

 

同じ赤紫色でも、株によって濃淡が違うので、
好きな濃さの花色と葉の組み合わせを探す楽しみがあります。
赤紫色の他に、白花もあります。

 

花びらは細長く、口元が角張っている上に、
花茎も細く繊細なので、スリムでスタイリッシュな印象があります。

 

白花は、花全体が真っ白なわけではなく、
花の中心部分には、少しピンクが入るものが多いです。

 

白花は赤紫色の花のものよりも性質が弱く、
生長が遅いため、少し育てにくいところがあります。

 

シクラメンは無臭のイメージが強いですが、
こちらは素晴らしい香りを持っています。

 

原種らしい可愛らしさ、スッキリとした花形、変種の多い常緑の葉、甘い香りと、
プルプラセンスには魅力が詰め込まれています。

 

葉は丸みを帯びたハート型をしていて、
斑の柄の変種も多いため、各種を育てたくなります。

 

葉の裏はミラビレのように赤みを帯びるものが多く、
中には葉の表面も薄く色づくものもあるようです。
ただし、葉が大きくなるにつれ、表面の赤みは薄れていってしまいます。

 

塊茎は楕円形で、表面は薄い茶色をしています。
表面の皮が薄いため、乾燥に弱い性質があります。

 

年中湿り気を要求するので、乾燥には注意が必要です。
発芽後、2年~3年の間は、塊茎全体から根が発生しますが、
2年~3年後は、湿気が安定している塊茎下部から根のたくさん出すようになります。

 

・栽培環境
自生していた場所が、常緑樹の林の中で、
腐葉土に埋もれるようにして生育しているため、

直射日光を嫌い、常に湿っている場所を好みます。

 

常緑種のため、花のない時期も葉が残ります。
そのため、日光に当てる必要があるように思えますが、そうではありません。

 

生育期であっても、直射日光に当てる時間はごく短い間でだいじょうぶ。
むしろ、夏の間は日差しが強くなるため、
直射日光に当てるのは午前9時までにしておきます。

 

無理に直射日光に当てる必要がないため、
年間を通して半日陰(遮光率50%~70%)の場所で管理すると失敗が少ないです。

 

できれば暑く、日差しの強くなる夏は、
午後から日陰(遮光率70%~90%)になる場所で管理し、
風通しの良い涼しい環境を作ってあげるようにしましょう。

 

 

cyclamen coum005

塊茎を土に隠れるように植え付けます

 

 

・植え付け・植え替え
一般的なシクラメンが休眠期に入る頃から花を咲かせ始めるため、
植え付けと植え替えの時期が異なります。

 

プルプラセンスの植え付けと植え替えを行うのであれば、4月~6月が適期です。

 

地植えの場合は、植え付ける場所を20cmほどの深さに掘り返し、よく耕しておきます。
プルプラセンスは湿り気を好みますが、
水はけが悪いと塊茎や根が腐ってしまうことがあるので、
水はけが悪い場合は、鹿沼土や砂などを足して調整しましょう。
水もちが悪いときは、腐葉土や赤玉土を足して調整するようにします。

 

鉢植えの場合は、鉢底に必ず鉢底石を入れるようにします。
用土は市販されているシクラメン用の培養土で問題ありません。

 

ただ、シクラメン用の培養土の中には、水はけが良すぎるものがあります。
その場合は、腐葉土や赤玉土を少量混ぜ、水もちの良い土に調整しておきます。

植え替えは、1年~2年に1回のペースで問題ありません。

 

地植え、鉢植えに共通して、プルプラセンスを植え付け・植え替えする時は、
塊茎が土から出ないように植え付けます。

 

自生している場所で、腐葉土に埋もれて育つプルプラセンスは、直射日光を嫌います。
その環境に近づけるため、塊茎を土から出さずに、土に隠れるようにしておきます。

 

ただし、深植えにするのは禁物です。
必要以上に深く植えてしまうと、フローラル・トランクという、
生長点が棒状に伸びてしまう現象が置きます。
こうなると、せっかくの株姿が乱れてしまうので、深植えにならないよう注意してください。

 

・水やり
プルプラセンスは常緑種のため、休眠期が存在しません。
そのため、季節に関係なく土が乾いたら水を与えるようにします。
特に鉢植えの場合は、地植えよりも土の乾燥が早まるため、
土の状態をこまめにチェックします。

 

水を与える時は、鉢の底から水が流れ出てくるまでたっぷりと与えるようにします。
花のない冬の間も、土が乾いたら、地植え・鉢植えともに水を与えるようにします。

 

・肥料
年間を通して葉がある状態のため、10日~2週間に1回くらいのペースで、
薄めに作った液体肥料を与えるようにします。

 

・年間の過ごし方
・6月~10月
生育期であるこの時期は、暑い日も多いため、
直射日光のほとんど当たらない、風通しの良い場所で管理します。

 

常緑ではありますが暑さに少し弱いので、
常緑の森の中にいるような、涼しい環境を作ってあげましょう。
夏の間は、毎日水を与えて、熱のこもった土を冷ましてあげるのがお勧めです。

 

・11月~5月
常緑なので葉は残りますが、新葉があまり展開しません。
見た目が同じなので、水も肥料も不要なように思えますが、やはり必要です。

 

プルプラセンスの塊茎は皮が薄く、乾燥に弱いため、
涼しい季節や寒い季節であっても、土の乾燥は禁物です。

 

特に冬の間は、水やりの頻度は少なくなるものの、
乾燥してしまうこともあるので、注意しておきましょう。

 

寒さには強い(-10度くらいまで)ので、たいていの場合、
特別な防寒対策は必要ありません。

 

・増やし方

一般的には、種で増やします。
種の採取方法や、種から育てる方法は、他のシクラメンとほぼ同じです。
プルプラセンスは、種を播いてから発芽するまで時間がかかる場合があります。

 

そのため、半年~1年くらいは諦めずに用土を乾かさないようにしていると、
忘れた頃に発芽することが多々あります。

 

実生から育てた株は、親株とは違った葉の柄や、
花の色をしている場合がありますが、それも楽しみの1つです。
お気に入りの葉や花の株を選抜し、残していくようにしましょう。

 

プルプラセンスは、発芽から数年の間は結実しにくい場合があります。
また、10年を越える株も、だんだんと衰えてきて結実しにくくなってきます。
結実できる元気なうちに、種をとって育てておきましょう。

 

 

■病害虫

気になる病害虫は特にありません。

 

■シクラメン プルプラセンス 育て方のコツ
1.直射日光には極力当てないようにしましょう
2.1年中、水を切らさないように注意が必要です
3.深植え・浅植えにならないように植え付けます 

 

■参考

・ガーデンシクラメンの育て方

・原種シクラメンの蕾が! ←栽培記録

・シクラメン コウムの育て方
・シクラメン ヘデリフォリウムの育て方

[原種シクラメン] ブログ村キーワード

 

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原種シクラメンの育て方

シクラメン ミラビレの育て方

読了までの目安時間:約 9分

 

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cyclamen mirabile010
シクラメン ミラビレ

 

 

■原種シクラメン ミラビレ 栽培スケジュール
akizaki

・秋咲き

 

 

■原種シクラメン ミラビレ 栽培データ

 

学名 cyclamen mirabile
形態 多年草
原産地 トルコ南東部
草丈/樹高  5cm~15cm
開花期 9月~11月
花色 白、ピンク
香り 強い(ココナッツのような香り)
栽培難易度(1~5)  3
耐寒性 やや弱い(要霜よけ)
耐暑性 強い
耐乾性 やや強い(やや乾燥を好む)
特性・用途  香りを楽しめる、花付きが良い

 

 

■シクラメン ミラビレの育て方

 

・ミラビレの特徴
ミラビレには「素晴らしい」「注目すべき」「驚くような」という意味があります。
原種シクラメンの中でも花が美しく、数も多いです。

 

暑さに耐性があるため、日本でも育てやすい品種のうちの1つです。
花色はピンクと白しかありませんが、
透き通るような透明感のあるピンクで非常に美しいです。

 

花びらは少しねじれるようになり、
口元が締まっていてスッキリとした花姿をしています。

 

花びらの先端が、ちぎった和紙のようにぎざぎざになっているのも特徴的です。
秋咲き品種では、少し遅咲きなので、花が咲き始めてからすぐに葉が展開します。

 

そのため、花のみが咲いている期間が短く、花と葉を一緒に観賞できます。
花茎も葉柄も、塊茎からまっすぐ上に伸びるだけでなく、
斜めにも伸びていくので、こんもりと茂ります。

 

ミラビレは葉も魅力的な種です。
葉の形は、丸みを帯びていて、縁がやや鋸歯状になっています。

 

葉色は大きく分けて、濃いグリーンにツリー柄の斑が入るもの、
シルバーリーフにツリー柄の斑が入るもの、斑のないシルバーリーフの3種類です。

 

3種類しかないなら面白みがないように思えますが、
ミラビレの葉の特徴はそれだけではありません。

 

ミラビレの葉は、展開し始めてすぐの新葉が、薄くピンクがかることがあります。
展開して時間が経ち、葉が大きくなると色は薄まっていきます。

 

他にも、葉裏が赤くなるものが多いため、
葉の表面と裏面とで違う色を楽しむことができるのです。

 

塊茎は茶色く、キレイな楕円形をしています。
表面がザラザラして硬いため、乾燥には強いです。

 

その反面、過湿には弱いので注意が必要です。
塊茎の下からやや太い根を伸ばします。

 

・栽培環境

生育期間中は、日向~明るい半日陰の場所で育てるようにします。
半日陰は遮光率30%程度の場所にします。
休眠期間中は、遮光率50%の半日陰で管理するようにしましょう。

 

土がいつも湿っていると、根腐れなどを起こしたり、塊茎が腐ってしまうため、
雨の当たらない場所で管理する方が適しています。
そのため、地植えではなく鉢植えにした方が、水の管理が楽になります。

 

・植え付け・植え替え
植え付けも植え替えも、休眠期である7月~8月が適しています。
雨の当たらない場所に置くことが望ましいので、できれば鉢植え栽培にします。

 

どうしても地植えにして育てたい場合は、
植え付ける場所を20cm~30cmほど掘り返し、よく土を耕しておきます。

 

水はけをよくするため、掘り上げた場所に市販のシクラメンの培養土を入れたり、
元の土に砂などを混ぜて調整しておくようにしましょう。

 

 

Cyclamen coum

塊茎が土に軽く埋まるくらいの深さに植える

 

 

鉢植えにする場合も、水はけがよくなるように、鉢底石を必ず入れ、
シクラメン専用の培養土など、水はけの良い土を使い植え付けます。

 

鉢植えの場合、1年~2年に1回は植え替えるようにします。
鉢の大きさは、塊茎の直径の倍のサイズを選ぶようにしましょう。

 

ミラビレは花茎や葉柄がまっすぐ上方だけでなく、斜めに伸びるものもあります。
そのため、塊茎の頭が土から出ていると、うまく生育しないことがあります。

 

植え付ける時、地植えでも鉢植えでも、
塊茎が土に軽く埋まるくらいの深さに植え付けるようにしましょう。

 

・水やり
できる限り雨の当たらない場所で管理するため、
土の乾き具合は、こまめにチェックするようにしましょう。

 

地植え鉢植えとも、土の表面が乾いているのを確認してから水を与えます。
鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷり与えるようにしましょう。

 

ただし、冬の間は水やりの時間帯に注意が必要です。
夕方以降に水を与えると、気温の下がる夜間に土が凍り、塊茎や根を傷めます。

 

できるだけ午前中に水やりを済ませるようにすると、土が凍りにくくなります。

 

休眠中は、完全に水を切ってしまうか、時々与える程度で十分です。
10日に1回くらいのペースで水を与えましょう。

 

休眠中の水の管理に不安がある場合は、
完全に水を切ってしまった方が、夏越しの成功率が上がります。

 

・肥料
生育期の間は、2週間に1回のペースで、薄めに作った液体肥料を与えます。
休眠期の間は、追肥は不要です。

 

 

cyclamen mirabile011

冬越しに気を遣います

 

 

・冬越し
ミラビレの場合、暑さにはやや耐性があるので、
湿気に注意すれば、比較的夏越しは簡単です。

 

ただし耐暑性がある反面、耐寒性が少し弱いため、冬越しに注意が必要です。
室内に取り込む必要があるほど、弱くはありませんが、
霜に当たると、塊茎が腐ったり、根が傷んでしまいます。

 

株元にワラやバークチップなどのマルチをして霜よけをします。
鉢植えの場合は、軒下などに置いて霜がおりないようにしましょう。

 

また、夕方以降の寒い時間帯に水を与えると、
土が凍って塊茎や根にダメージを与えます。
水やりは午前中に済ませるようにします。

 

もともと乾燥には強いので、
やや乾燥気味に管理しておくと、土が凍りにくくなります。

 

・増やし方
種で増やすのが一般的です。
種の採取方法や、種からの育て方はシクラメンと同じです。
>>シクラメン 種からの育て方

 

ミラビレは10年ほどで100輪を越すほどの花をつけることも可能ですが、
15年以上になると、極端に生育が悪くなることがあります。

 

その頃には、花が咲いても種がつきにくくなっています。
葉の斑入り具合や、葉裏の赤い色の具合など、
親株の生育が悪くなる前に種から育て、選抜しておくことをお勧めします。

 

 

■病害虫
気になる病害虫は特にありません。

 

■シクラメン ミラビレ 育て方のコツ
1.やや乾燥気味で育て、水はけのよい土を使うようにします
2.雨の当たらない場所で育てましょう
3.寒さにやや弱いため、霜よけの必要があります 

 

■参考

・ガーデンシクラメンの育て方

・原種シクラメンの蕾が! ←栽培記録

・シクラメン コウムの育て方
・シクラメン ヘデリフォリウムの育て方

[原種シクラメン] ブログ村キーワード

写真協力=みんなの花図鑑 https://minhana.net/

 

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原種シクラメンの育て方

シクラメン ヘデリフォリウムの育て方

読了までの目安時間:約 9分

 

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Primitive cyclamen

秋咲きのヘデリフォリウム

 

 

■原種シクラメン ヘデリフォリウム 栽培スケジュール

akizaki

・秋咲き

 

 

■原種シクラメン ヘデリフォリウム 栽培データ

 

学名 cyclamen hederifolium
形態 多年草
原産地 フランス、イタリア、ギリシャなどヨーロッパの広範囲
草丈/樹高  5cm~15cm
開花期 9月~11月中旬
花色 白、薄いピンク、濃いピンク
香り なし(まれに香る個体がある)
栽培難易度(1~5)  2
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐乾性 強い(やや乾燥を好む)
特性・用途  鉢植え・庭植えが可能、葉の観賞価値が高い、半日陰を好む

 

 

■シクラメン ヘデリフォリウムの育て方

 

・ヘデリフォリウムの特徴
ヘデリフォリウムとは、ヘデラ(アイビー)を意味しています。
その名の通り、ヘデリフォリウムの葉はヘデラとよく似ています。

 

コウムと同様に、日本でも育てやすい原種シクラメンとして人気が高く、
園芸店やネット通販でも手に入れやすい品種です。

 

夏が過ぎ、少し涼しくなってくる頃に、葉よりも先に花茎が上がり、花を咲かせます。
その後、だんだんと気温が下がってくるにつれ、後から葉が展開します。

 

そのため、最初は花だけが立ちあがり、途中から葉が増えて、
葉と花の両方を楽しむことができるようになります。

 

とても長生きをする種で、150年も生きた株があったという記述が残っています。
日本でも、直径が40cmにもなる40年生があるとのことです。

 

塊茎は表面がコルク状になっていて硬いため、乾燥には強い性質があります。
どちらかというと、乾燥気味の環境を好みます。

 

年数の若い株は、全体的に丸い形をしていますが、
10年を越えるようになると、楕円形に変わり、中央がやや凹みます。

 

 

Primitive cyclamen (2)

日当たりの加減に気をつけます

 

 

・植え場所(栽培環境)
原産地では、落葉樹の下などに植えられることが多いようです。
夏の強い直射日光は苦手ですが、ある程度の日照は必要になります。

 

生育期には日向~明るい半日陰(遮光率30%程度)、
休眠期は明るい半日陰(遮光率50%)程度の場所が適しています。

 

どうしても夏に日の当たる場所で楽しみたい場合は、
鉢植えにして生育期と休眠期とで置き場所を変えると、失敗が少なくなります。

 

・植え付け・植え替え

植え付けも植え替えも、休眠期である7月~8月頃に行うようにします。
乾燥気味の環境を好むので、土は水はけが良い状態にしておきます。

 

地植えの場合は、20cmほど掘り上げて土を耕し、
水はけが悪い場合は、シクラメン用の培養土などを入れて調整します。

 

鉢植えの場合は、鉢の底に必ず鉢底石を入れ、
シクラメン用の培養土を使って植え付けます。

 

鉢底石を入れることで水はけがよくなり、
塊茎や根が腐ったり傷んだりするのを防ぐことができます。

植え付ける時は、塊茎が隠れる程度に土をかぶせるようにします。

 

 

cyclamen

塊茎が隠れる程度に土をかぶせます

 
一般的なシクラメンでは、土から塊茎が少し出るように植え付けますが、
ヘデリフォリウムの場合は違うので注意しましょう。

 

ヘデリフォリウムは、塊茎の下から根を出すのではなく、
塊茎の側面や肩のあたりから根を伸ばします。
そのため、塊茎が土に埋まっている状態でないと、根が乾燥してしまいます。

 

また、寒さには強い種ですが、寒冷地などで霜がおりる地域は要注意です。
霜が塊茎や根を押し上げてしまうことがあるため、少し深めに植え付けます。

 

深植えとまではいかずとも、少し深めに植え付けることで、
押し上げられて露出してしまうのを防ぐことができます。

 

鉢植えの場合は、何年も同じ鉢で育てていると、
塊茎も大きくなって根も増えるので、鉢が小さくなってしまいます。

 

だいたい1年~2年に1回、できれば毎年植え替えるようにすると安心です。
鉢のサイズは、塊茎の直径の2倍くらいのものを選ぶようにしましょう。

塊茎を土に埋める必要があるので、あまり浅い鉢は避けるようにします。

 

・水やり

生育期の間は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。

 

鉢植えの場合は、鉢の底から水が流れ出てくるまでしっかりと与えます。
地植えの場合も、土が乾燥していると感じたら、水を与えるようにします。

 

休眠中は、完全に水を切ってしまうか、10日に1回くらいのペースで与えるようにします。
初心者の方で、水やりの加減が難しい場合は、水を切ってしまう方がおすすめです。

 

 

cyclamen (26)

原種系は、肥料は少な目でだいじょうぶです

 

 

・肥料

生育期の間は、2週間に1回くらいのペースで、
薄めに作った液体肥料を与えます。

 

休眠期の間は、追肥は不要です。
ただし、まだ若い株の場合、夏場も休眠しない場合があります。
その場合は、さらに薄めに作った液体肥料を与えるようにします。

 

・夏越し

6月頃になると、葉も花もなくなります。
その後は水を完全に切るか、時々与える程度にして夏を越させます。

 

置き場所としては、風通しがよくてできるだけ涼しい場所を選びましょう。
まだ若い株の場合、夏でも葉が残ることがあります。

 

その場合は、土が乾いたら水を与え、時々追肥をします。
風通しの良い場所を選び、明るい日陰で育てるようにしましょう。

 

地植えにしていて移動ができないなどで、どうしても直射日光に当たる時間が長くなる場合

は、遮光ネット(50%遮光)を使って明るい日陰を作ってあげましょう。

 

6月以降でも、梅雨に気温が一時的に下がると、花を咲かせることがあります。
花を咲かせたとしても、秋に咲く花の量が少し減る程度で、
極端に株が弱ることはないので、季節はずれの花を楽しみましょう。

 

梅雨に花を咲かせた株も、
梅雨が明けて気温が上がって暑くなれば、また休眠に入ります。
その後、秋にまた花が咲き始めます。

 

・増やし方

種で増やすのが簡単でおすすめです。
種の採取方法や種からの育て方は、一般的なシクラメンとほとんど同じです。

 

種から育てた場合、絶対に親と同じ葉や花が出るとは限りません。
特に葉の色や斑の入り方が違うことが多いです。
けれどそれも楽しみの1つではあります。

 

どうしても親と同じ性質の株を育てたい場合は、
定期的に種を採取して育て、株を選抜するようにしましょう。

 

 

■病害虫

 

気になる病害虫は特にありません。

 

■シクラメン ヘデリフォリウム 育て方のコツ
1.植え付ける時は、根が出ないように塊茎が埋まるようにします
2.乾燥に強く、湿気に弱いので、乾燥気味に管理します
3.休眠期は思い切って水を切った方が得策です

 

■参考

・ガーデンシクラメンの育て方

・原種シクラメンの蕾が! ←栽培記録

・シクラメン コウムの育て方

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原種シクラメンの育て方

シクラメン コウムの育て方

読了までの目安時間:約 9分

 

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育て始めると、愛着が増す原種シクラメン コウム

 

 

■原種シクラメン コウム 栽培スケジュール

 

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・冬咲き

 

 

■原種シクラメン コウム 栽培データ

 

学名 cyclamen coum
形態 多年草
原産地 トルコ、ジョージア、イランなど
草丈/樹高  5cm~10cm
開花期 1月~3月
花色 白、薄いピンク、濃いピンク、紫
香り なし(まれに甘く粉っぽい香りがする)
栽培難易度(1~5)  2
耐寒性 強い
耐暑性 強い
耐乾性 やや弱い
特性・用途  鉢植え・庭植えが可能、葉の観賞価値がある

 

 

■シクラメン コウムの育て方

 

・コウムの特徴
コウムは、育てやすく、原種シクラメンの中では、
花は少し小さめで、花びらが丸みを帯びた形をしています。

 

蝶が飛んでいるようにも見え、とてもかわいらしい印象です。
葉も花と同じように丸みがあり、ハート形をしています。

 

花色は白~濃いピンク、紫まであり、意外と幅が広い上に、
葉も多様で、模様やシルバーリーフの色々な組み合わせが楽しめます。

 

秋から葉が展開し、花が咲き、葉と花が同時に存在するタイプです。

6月頃になると、葉が黄変し休眠しますが、葉が美しいため、
黄変するギリギリまで葉だけでも、じゅうぶん鑑賞できます。

 

丈夫で長寿な品種で、鉢植えでも庭植えでも育てることができます。
イギリスでは50年以上も、生きている株があるようです。

 

ただし、塊茎が大きくなるほど、高温期に腐りやすくなるため、
日本では20年くらいが限度だと言われています。

 

 

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原種シクラメン コウム ‘アルバム’(白系)

 

 

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原種シクラメン コウム ‘シルバーリーフ’ 白系

 

 

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原種シクラメン コウム ‘シルバーリーフ’ 赤・ピンク系

*それぞれの葉の色、模様が、魅力的です(2015.12.26撮影)

 

 

・植え場所(栽培環境)
自生地では、落葉樹林の下によく生えていて、
落葉した葉が積もった腐葉土に埋もれるようにして育ちます。

 

そのため、直射日光が強く当たるような場所ではなく、
年間を通して半日陰~明るい日陰程度の場所が適しています。

 

生長点に直射日光が当たると、生育が鈍ったり、
展開する葉に異常が出たりすることがあるので、注意しましょう。

 

遮光の目安としては、生育期が明るい半日陰(遮光率30%くらい)で、
休眠期は半日陰(遮光率70%くらい)です。

 

ただし、いくら直射日光が苦手といっても、
あまりに日当たりの悪い場所で育てていると、日照不足になります。

 

葉が、アンバランスに大きくなってしまったり、
葉柄が長く間延びするような症状が出たら、日照不足のサインです。

 

塊茎の表皮が薄いため、乾燥には弱い性質があります。
休眠中も乾燥させず、湿った状態を保つ必要があります。

 

・植え付け・植え替え
基本的には、植え付けも植え替えも、花後か休眠期の間に行います。
植え付けも植え替えも、7~8月が最適です。
植え替えは、根を傷つけないよう、2~4年に1度行います。

 

土は水はけと水もちが良い状態を作ります。
鉢植えにするのであれば、市販されている草花用の培養土や、
シクラメンの土が良いでしょう。

 

自作するのであれば、小粒の赤玉土と砂と腐葉土を同量混ぜて使います。
コウムは、植え替えを嫌う性質があるため、

 

鉢植えにする場合は、最初からある程度大きな鉢、
球根の直径の3~4倍程度の鉢に植え付けるようにします。

 

植え付けや植え替えの時、植える深さに注意します。
コウムは生長点に光が当たるのを嫌います。

 

葉や花の茎が、生長点からまっすぐに伸びず、
横や斜めに伸びてから地上に顔を出します。

 

 

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球根の頭が隠れる程度に植え付けます

 

 

コウムの生長点が用土にぎりぎり埋まるように、
塊茎の表面が土から出ないように植え付けます。

 

園芸種のシクラメンは、塊茎の頭が土から出るように植えますが、
コウムの場合は違うので注意しましょう。

 

反対に深植えにしてしまうと、塊茎が腐りやすくなるので、
あくまでも土から頭が出ない程度の深さに植えるようにします。

 

・水やり
生育期は、土の表面が乾いていたら、水を与えるようにします。

 

地植えの場合は、雨の当たる場所なら水やりが不要のこともありますが、
乾燥には弱いので、土の状態をよく見ておくようにしましょう。

 

鉢植えの場合、水を与える時は、
鉢の底から水が出てくるまでたっぷりと与えるようにします。

 

鉢皿を鉢の下に敷いている場合は、
鉢皿に溜まった水は、必ず捨てるようにしましょう。

 

休眠期の間も、土が完全に乾かないように時々水を与えます。
土が乾燥し、塊茎までも乾燥すると、塊茎がしぼんでしまいます。

 

・肥料
あまり多肥にする必要はありません。
生育期の間は、緩効性の肥料を1ヶ月~2ヶ月に1回、少量を与えます。
あるいは、10日に1回くらいのペースで、薄めに作った液体肥料を与えます。

 

休眠期は、完全に休眠した場合は追肥の必要はありません。
まだ若い株の場合、休眠せずに葉が残ることがあります。

 

その場合は、2週間~3週間に1回くらいのペースで、
生育期よりも薄く作った液体肥料を与えるようにしましょう。

 

 

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コウム到着時のようす(楽天市場のおぎはら植物園さまで購入、2015.11.11撮影)

 

 

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コウム ‘アルバム’の花

 

 

・夏越し
コウムは原種シクラメンの中でも、比較的耐暑性があります。
けれど、日本の真夏の高温は、やはりコウムにとって辛いものです。

 

できるだけ風通しの良い、涼しい場所で管理するようにします。
また、完全に乾燥させてしまうと、塊茎がしぼんで枯れてしまうため、
土が乾いたらさっと水を与えるようにします。

 

・増やし方
基本的には、種から増やします。
種の採取方法や種の播き方は、
他の原種シクラメンや園芸種のシクラメンと同じです。

 

種から育てた場合、葉や花の色形を必ず引き継ぐというわけではありません。
親とは違う形のものが育つ場合もありますが、それも楽しみの1つです。

 

花が咲くようになるまで、3年~4年ほどかかります。
株がある程度大きくなるまで、
1年~2年の間は、夏も休眠せずに葉が残ることが多いようです。

 

 

■病害虫

とくに気になる病害虫はありません。

 

■シクラメン コウム 育て方のコツ
1.球根の表面が土から出ないように植え付けます。
2.夏は、風通しの良い、涼しい場所で管理します。
3.生育期と休眠期の水やりに気遣います。 

 

>>原種シクラメンの育て方(概要)

 

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