シクラメン 購入後の育て方
年末の店頭に並んでいるシクラメンを眺めていると、
部屋に置いた時を想像してわくわくしますね
初めてシクラメンを育てる方も、何度かシクラメンを育てたことのある方も、
購入後の管理法によって、シクラメンを長く楽しむことができます。
シクラメンを購入したら、まず何をすれば良いのかをまとめました。
[シクラメン 購入後の育て方]
■購入後すぐに
お店で元気に咲いていたシクラメンも、
自宅に持ち帰ってみると、数日でしおれたようになってしまうことがあります。
特に水が切れていないのであれば、ストレスによるしおれの可能性があります。
シクラメンは、農家で管理されているうちは、温室などの中で、
シクラメンが育つのに適した環境で管理されています。
そこから出荷され、店頭に並ぶようになり、購入されて家に運ばれます。
シクラメンは環境の変化に少し敏感なため、度重なる引越しで疲れています。
しかも店頭と自宅では、環境が異なっていることも多いでしょう。
突然の環境変化に適応できず、葉や花が少しの間だけしおれてしまいます。
環境に慣れてしまえば、また元の通りに美しい葉と花で楽しませてくれます。
新しい環境に慣れるまで、だいたい7日~10日ほどが目安になります。
この期間は、暖かい日も戸外には出さず、
日当たりの良い室内に置いて養生させるようにします。
室内も、できるだけ10度~20度に保ってあげると、株が落ち着きます。
慣らす期間の間も、水やりは行うようにします。
底面給水鉢の場合は、鉢皿の中の水がなくならないように注意します。
普通鉢の場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
玄関など暗く寒い場所は苦手です
■環境に慣れたら
購入後しばらく経ち、シクラメンが新しい環境に慣れてきたら、
基本的な管理を行っていきます。
水やりは慣らし期間の間も行っているはずですので、そのまま続行します。
それ以外の管理法を確認しておきましょう。
・追肥
持ち帰ってから1週間以上経ったら、追肥を開始します。
底面給水鉢なら、薄めた液体肥料を鉢皿に溜めて与えます。
普通の鉢なら、タブレットや玉状の置き肥をしておきましょう。
液体肥料と緩効性の固形肥料では、肥効の期間が異なるので、
肥料切れにならないように注意します。
昼間は、窓辺で光を浴びさせます
・鉢回し
冬の間は、戸外が寒くて室内で管理することが多くなります。
基本的には日当たりの良い窓辺に置いて管理しますが、
ずっと同じ方向に向けていると、葉や花が太陽に向かって伸び株姿が乱れます。
正面から見ると分からなくても、横から見ると、
斜めになってしまっている場所があるでしょう。
株姿が乱れないように、時々鉢ごと回し=鉢回し、前後を変えてあげましょう。
太陽に当たる面が変われば、斜めだった花や葉も、しだいに戻ります。
また、株の中に光が差し込むよう葉組みもしてあげます。
>>シクラメン 葉組み方法
・戸外で日光浴
慣らし期間が終わったら、天気の良い暖かい日は、戸外に出して日光浴させましょう。
慣らし期間中は、急に戸外に出すと株が傷むことがあるのですが、
慣らし期間が過ぎていれば大丈夫です。
日中が10度以上になったら、戸外の日当たりの良い場所に置いておきましょう。
ただし、夕方になると急激に冷えてくるので、3時~4時には室内に取り入れるようにします。
*詳しいシクラメンの育て方は、こちらをご覧ください。
>>シクラメンの育て方
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え