シクラメン 育て方 温度は?
シクラメンが咲き続けないで枯れるのは、
温度管理のしかたに問題がある場合が多いです
最適な温度は何度くらいでしょうか?
シクラメンは、大きく3つのタイプに分けられます。
室内で管理する大型シクラメンとミニシクラメン、
戸外で管理できるガーデンシクラメン、
そして原種シクラメンです。
室内で管理する大型・ミニシクラメンは、
暑さにも寒さにも弱いため、夏と冬の管理には注意が必要です。
ガーデンシクラメンと原種シクラメンは、
室内用に比べると耐寒性があるため、戸外で育てられます。
ただし、暑さや湿度には、どの品種も弱いので、
涼しく風通しの良い場所での栽培管理が必要となります。
大型シクラメンがいちばん繊細なので温度に注意が必要です
■シクラメン 育て方 温度は?
・大型シクラメン・ミニシクラメン
大型シクラメンやミニシクラメンのように、
主に室内で管理するタイプのシクラメンの場合、
15度~20度が一番適した気温となります。
冬の室内は意外と高温になり、20度を超えることも少なくありません。
25度くらいになると、シクラメンにとっては少し暑いくらいの室温です。
室温が高すぎると、花茎が伸びすぎて倒れてしまったり、
全体的にぐったりとしてしおれてしまったりします。
そのため、できれば20度くらいまでで、
あまり暑くならない場所に置いておくといいでしょう。
冬場は暖房器具の熱風が当たる場所もNGです。
また、夜に暖房を切った後、室温がぐっと下がってしまうことがあります。
特に窓際は、思っている以上に外気との差が少なく、
冷えてしまうことがあるので、夜は窓から離しておくようにします。
ただし、耐寒性がないといっても、
5度くらいあれば枯れることはありませんので、
夜間まで適温を保つ必要はありません。
シクラメンを室内で育てる場合は、
日中と夜間の気温差が10度くらいがちょうど良いとされます。
そのため、日中に20度の場所では、夜間は10度くらいが望ましいです。
反対に、夜間は5度まで下がるということであれば、
日中は15度くらいまでで抑えてあげるといいでしょう。
ガーデンシクラメンは寒さ・暑さに強く、
戸外の寄せ植えや花壇に最適です(ベラノ ダークバイオレット)
・ガーデンシクラメン
大型やミニサイズのシクラメンと違い、
耐寒性があるため、-5度まで耐えられると言われています。
それでも限界の温度が続けば、球根が傷みやすく、
花や葉が傷むので、できれば氷点下にならないようにします。
多少であれば霜に当たっても問題ありませんが、
腐葉土、わら、バークチップなぢで簡単に防寒しておくと、
冬の間に休みなく花を上げてくれるようになります。
夏は、風通しが良い半日陰で、水を切らさないようにすると、
じゅうぶん育ち、時には花も咲かせます。
原種シクラメンも温度差に強く育てやすいです
・原種シクラメン
ガーデンシクラメンと同様に、
耐寒性があるため、戸外で育てることができます。
ただし、冬は、やはり霜が続いたり、寒風に当たりすぎると、
球根や葉や花が傷んでしまむため、植え付ける場所は厳選しましょう。
鉢植えであれば、ベランダや軒下など、霜の当たらない場所を選びます。
原種にもいくつか品種がありますが、
夏は、どのようなタイプの品種であっても、
基本的には涼しい場所の方がよく育ちます。
冬は霜が当たらず寒風の当たらない場所、
夏は明るい日陰で風通しが良く、30度にならない場所が理想的です。
>>シクラメンを各種見てみる
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え