原種シクラメンの選び方
原種シクラメン、楽天市場のおぎはら植物園で去年購入しました、良苗です
■原種シクラメンの選び方
原種シクラメンは、現在23種類あります。
よく見かけるのは、ヘデリフォリウムやコウムといった品種ですが、
それ以外の珍しい品種も、たまに見かけることがあります。
近くの店にない場合は、インターネットで販売されていることがあるので、
欲しい品種がある場合は、調べてみてください。
原種シクラメンは、ガーデンシクラメンと同じように、
ビニールポットで販売される時と、
塊茎(かいけい)が乾燥した状態で販売されている時があります。
販売されている形状によって、苗選びのポイントが異なるので注意します。
塊茎は直径2cmくらいで、張りのある良いものでした
◎ポット苗
ポット苗で売られている場合、土に塊茎が植えられていて、
葉や花が伸びている状態で販売されていることが多いです。
原種シクラメンは、ガーデンシクラメンと違い、花期が限定されているため、
花がついていないものや、花が咲いていても葉がついていなかったりしますが、
品種ごとの特性なので問題はありません。
選ぶ時のポイントは、葉の大きさと塊茎の硬さです。
大型シクラメンを選ぶ時のポイントと同じように、
葉がやたらと大きいものは避けるようにします。
また、塊茎を触ってみて、柔らかいものも要注意です。
塊茎は指で押してみると、弾力があります。
これがぬるぬるしたり、柔らかくなって凹んだままになるようなものは、
塊茎自体が傷んでいる可能性があるので避けます。
原種シクラメンの場合、種で株を増やすことで、
様々な変種ができることがあります。
ポット苗の場合、葉が見えているものであれば、
珍しい葉を探してみるのも、苗を選ぶ時のポイントとなります。
また、同じ品種でも花色が異なる場合があります。
白~濃いピンクまで幅のある品種もあるので、
花が咲いている株であれば、花色で選んでも良いでしょう。
乾燥塊茎 C)園芸ネット プラス
◎乾燥塊茎
晩夏~秋にかけて、ホームセンターの球根売り場で見かけるのが、乾燥塊茎です。
文字通り、塊茎を乾燥させたものがネットに入って販売されています。
塊茎を乾燥させているため、根がほとんどなく、あっても枯れています。
時期がくれば、塊茎の上部から新芽が出て生育を始めますが、
完全に乾燥させているため、ポット苗の株よりもダメージを受けています。
選ぶ時は、あまり乾燥しすぎてしわしわになっているものは避けます。
ある程度の張りと硬さがあれば大丈夫です。
表面にカビのようなものが見えたり、
なんとなく柔らかいような気がする塊茎は、避けるのが無難です。
乾燥塊茎として販売されているのは、
比較的流通量の多いヘデリフォリウムやコウムが多いです。
ただ、コウムは乾燥に弱い品種のため、乾燥塊茎で購入するのは危険です。
特に初めて原種シクラメンを育てるのであれば、
ポット苗での購入の方が、乾燥のダメージがないためお勧めです。
■参考
・原種シクラメンの育て方
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え