ガーデンシクラメン 購入後の育て方
ガーデンシクラメンがお店に並び始めると、わくわくしますね
最近では品種改良が進み、花型や花色も豊富になってきました。
どれを植えようかと選んでいる時間も、楽しいものです。
では、ガーデンシクラメンの苗を購入したら、
どのように世話をすれば良いのでしょうか。
[ガーデンシクラメン 購入後の育て方]
■購入時期
ガーデンシクラメンの苗が多く出回るのは、10月に入ってからです。
ところが、早めから苗を販売していることがあります。
また、地域やその年の気候によっては、
苗の販売が始まる頃になっても、まだ暑いことがあります。
ガーデンシクラメンは、夏が苦手です。
特に早めから咲き始めるように、温室などで調整された株は、
暑さに当たると傷んでしまうことがあります。
せっかく苗を購入しても、冬になるまでに枯れてしまっては、残念です。
ある程度涼しくなってから苗を購入する方が安全ですが、
良い苗がなくなってしまう可能性もあるでしょう。
まだ少し暑い時期に、気に入った株を購入したい場合は、
購入後の置き場所や世話に気をつけます。
残暑の季節は、苦手なので涼しい環境を作ります
ガーデンシクラメンは、本来ならば日向を好みます。
しかし、まだ暑く日差しが強いのは、良くありません。
日が一日中当たる場所では、ガーデンシクラメンが傷んでしまいます。
そんな時は、午前中のみ日の当たるような、半日陰の場所に置いておきましょう。
あるいは、午後からの日差しが和らぐよう、寒冷紗や遮光ネットをかけます。
風通しが良く、涼しい場所に置くことで、花が過ごしやすくなります。
涼しくなってきたら、日向に移動させたり、
寒冷紗などをとり、たっぷりと日光浴をさせてあげましょう。
購入後、5日程度で寄せ植えにしました
■購入後の手入れ
・植え替え
大輪咲きのシクラメンなどは、環境の変化によるストレスを受けると、
一時的に調子を崩す場合があります。
ガーデンシクラメンの場合は、あまりストレスの影響を受けないため、
購入後すぐに植え付けをしても問題はありません。
ただし、念のために少し養生させるのが良いでしょう。
植え付ける時は、どれだけ注意をしていても、株に負荷がかかります。
環境の変化によるストレスと、植え替えによるストレスが同時にかかると、
少し弱っている株の場合、花数が極端に減る場合があります。
苗を購入後、蒸れないように、レジ袋や段ボールは、早めに取り除きます。
植え付ける環境に似た場所に、5~7日くらい置いて植え替えを行うと馴染みやすいです。
ガーデンシクラメンにストレスを与えないよう環境に注意して植え替えます
・植え付けの期限
ガーデンシクラメンの植え替えは、
花壇などの地植えか鉢植えかによって期限がことなります。
花壇などの地植えの場合は11月中旬、
寄せ植えなどの鉢植えの場合は12月中旬、
までに植え付けを完了させるようにします。
鉢植えの方が遅くまで植え付けが可能ですが、
できれば11月中に植え付けておく方が安心です。
また、植え付けをする時は、5度を下回らないうちに行うのが鉄則です。
寒い地域などは、寒くなるのも早いので、鉢植えであっても、
12月中旬を待たずに5度以下になることがあります。
その場合は、寒くなる前に植え付けを完了させておきましょう。
本格的に寒くなる前に、しっかりと根を張らせておくと、
ガーデンシクラメンの耐寒性も上がり花も多く咲きます。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え