ガーデンシクラメンの育て方 7月
葉の枚数を落としていくガーデンシクラメン(非休眠株)
7月には、ガーデンシクラメンが苦手な梅雨が明けますが。
完全に梅雨明けになるのは後半に入ってからの地域が多いでしょう。
梅雨の間は6月に引き続き、高い湿気に負けない管理を行います。
梅雨が明けてからは、晴れの日が続き、急激に気温が上がってくるので、
うまく管理の移行をして、調子を崩さないように注意します。
7月の梅雨と猛暑を乗り切れば、
またガーデンシクラメンの花が楽しめるはずです。
[ガーデンシクラメンの育て方 7月]
■基本の栽培管理
・置き場所
◎休眠株
6月に続いて、涼しくて風通しの良い雨の当たらない場所に置いて管理します。
風通しが悪くない涼しい場所であれば、室内に置いても構いません。
他の植物に水を与える時などに、誤って水がかからないように注意します。
直射日光にも絶対に当てないようにします。
どれだけ湿気や水に注意していても、直射日光に当たると、
そのまま枯れてしまう可能性が高くなります。
◎非休眠株
葉を残して夏越しさせる株も、涼しい場所に置くようにします。
休眠株とは違い、戸外で管理するようにします。
雨と直射日光が当たらない軒下が理想的です。
ガーデンシクラメンは、大輪咲きのシクラメンに比べて耐暑性はありますが、
涼しい環境を作ってあげるようにすると、夏越しの成功率が高くなります。
・水やり
◎休眠株
休眠中は水を与える必要はありません。
◎非休眠株
雨の当たらない場所に置くことで、自然に土が乾いてから水を与えることとなります。
水は必ず土の表面が乾いてから与えるようにします。
土が湿っているのに水を与えると、根や球根が腐ったりする原因となります。
水を与える時は、鉢底から余分な水が出てくるまでたっぷりと与えます。
また、水を与えた後、鉢皿に残った水は必ず捨てておきます。
日中は気温が高くなっているので、水やりは控えます。
水を与えるのは、朝の涼しいうちか、夕方に気温が落ち着いてからにします。
3年目? 元気に夏越しできそうです
・追肥
◎休眠株
休眠している株には追肥は不要です。
◎非休眠株
暑さが本格的になってくると、
ガーデンシクラメンの生育もかなり緩やかになってきます。
けれど葉が残っていますし、ほんの少しでも生育を続けているので、追肥を行います。
ただし、追肥の頻度や肥料の濃度は、生育期よりも低くなります。
2週間に1回、カリが多めの液体肥料を2000倍に薄め、水の代わりに与えます。
追肥の場合も水やりと同じで、鉢底から余分な液肥が出てくるまで与え、
鉢皿に残った液肥は捨てます。
雨と湿気にあたり弱ったガーデンシクラメン
■ガーデンシクラメンの様子
・休眠株
休眠株は、土や球根がしっかりと乾いているかが、夏越し成功のカギとなります。
球根を指で押してぶよぶよしていたり、カビが生えている場合は、
夏越しがかなり難しい状態です。
・非休眠株
暑さが上昇することで、生育も緩やかになっていきます。
見た目にはほとんど変わらない株もあるでしょう。
暑くなってくると、古い葉がゆっくり枯れていくこともありますが、
急に枯れたり、カビのようが見えなければ、問題ありません。
枯れた葉は取り除くようにしますが、無理に引っ張ると球根に傷がつくので、
手で軽く引っ張って取れる分だけ取り除くようにします。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え