シクラメン 育て方

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炭疽病

読了までの目安時間:約 6分

 

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炭疽病と思われるクリスマスローズ

 

 

炭疽病は、シクラメンがかかる、とても厄介な病気です。
気づいた時には手遅れの場合もあり、そうでなくても回復に時間がかかったり、
極端に株が弱ってしまうこともあります。

 

まずは炭疽病の症状を知り、症状を見つけた時は、すぐに対処するようにしましょう。 

 


 

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シクラメンの病害虫

シクラメンの害虫

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シクラメンを育てていると、葉や花に異変が見られることがあります

 
病気でも管理が悪いわけでもない場合、考えられるのはやはり害虫です。

シクラメンにつきやすい害虫をあらかじめ知っておくと、
見つけた時に慌てずに対処できます。

 

 

[シクラメンの害虫]

 

 

■スリップス(アザミウマ)

 

◎発生時期と状況
初夏~初秋のうち、梅雨を除いて発生します。
細長い姿をしていて、羽のない幼虫のうちは歩き回り、
成虫になってからは飛んだり跳ねたりしながら移動していきます。

 

ただし、スリップスにはたくさんの種類がおり、
シクラメンにつくスリップスはそのうちのいくつかの種類です。
種類によって生育サイクルが微妙に違うため、年中発生する可能性があります。

 

スリップスは、シクラメンの葉や花の汁を吸って食害します。
花は蕾の時に吸汁されることが多く、
花びらがかすり状になってしまったり、奇形花になります。
吸汁された状態によっては、花は咲かずに終わることもあります。

 

葉に症状が出る場合、ぽこぽことちりめん状になることがあります。
また、ウイルスなどを媒介することもあるので注意が要ります。

 

葉や花に奇形のものが見つかった場合は、
スリップスがついている可能性が高くなります。

 

卵から成虫になるまでのサイクルが気温や種類によって変わり、
だいたい15日~45日くらいのサイクルです。

 

スリップスの雌は一生のうちに100個単位で卵を産むため、
1匹1匹が小さくても、数が増えると深刻な状態に陥ることがあります。

 

◎対策
防虫用の粘着フィルムを株の周りに貼り、成虫が株につくのを防ぐ方法があります。
また、専用の薬剤を散布することで防除することもできます。

 

中には抵抗性が出るものもあるため、同じ薬を使うのには限界があります。
薬剤はベニカ水溶剤などが使えます。

 

 

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■アブラムシ

 

◎発生時期と状況
特に、春と秋に発生することが多い害虫です。
スリップスと同じように、シクラメンの茎や花、葉にくっついて吸汁し、
株をじわじわと弱らせていきます。

 

吸汁された部分は、かすり状になったり、ちりめん状になったりすると共に、
繁殖したアブラムシがびっしりと張り付いていることもあります。

 

アブラムシもウイルスを媒介することがあるため、
できれば1匹もつけたくない害虫です。

 

1匹つくと、繁殖力がとても強いため、どんどん数が増えていきます。
できる限り排除することと、ごく初期の段階で駆除することが大切です。

 

◎対策
アブラムシは光るものを嫌うため、
アルミ箔などを株元や鉢の周りに置いておく方法があります。

 

専用の薬剤は色々とありますが、
シクラメンが指定品種に入っているか、必ず確認してから使用しましょう。
薬剤はベストガード粒剤などが使えます。

 

また、数が少ないうちは、粘着テープなどで捕殺して駆除します。
まだ数か所についている状態なら、
アブラムシがついている部分のみを摘み取って処分する方法もあります。

 

 

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■ヨトウムシ

 

◎発生時期と状況
春と秋に発生しますが、シクラメンは秋に発生が集中することが多いようです。
ヨトウムシとは蛾の幼虫のことで、この幼虫が、葉や蕾を食害します。

 

まだ小さな蕾や葉を狙うことが多いため、
一瞬にして丸裸になってしまうこともあります。

 

ヨトウムシは夜盗(よとう)という名の通り、夜間に食害することが多い害虫です。
いつのまにか葉や蕾がかじられていたら、ヨトウムシの仕業です。

 

夜間に活動するため、昼間は幼虫が見つけにくいのも、ヨトウムシの特徴です。
幼虫を見つけることができなくても、近くに糞があれば、幼虫がいる証拠です。

 

◎対策
発生してしまった後だと、食害にあってから気が付くことが多く、
手遅れになってしまうケースもあります。

 

できるだけ発生を抑えるため、8月頃に専用の薬剤を散布しておきましょう。
薬剤は、ベニカS乳剤などが使えます。

 

発生してしまった場合は、被害が大きくなる前に捕殺するようにします。
昼間に探しても見つけられないことが多いですが、
夕方以降に探してみると見つかることが多いです。

 

幼虫がまだ小さいうちは、黄緑色をしていますが、
大きくなってくると濃い茶色になってきます。
暗い時間帯でも、懐中電灯を使って隅々までチェックしましょう。

 

 

■シクラメンホコリダニ

 

◎発生時期と状況
初夏~初秋のうち、梅雨を除いた時期に発生しやすい害虫です。
高温で乾燥している時期に発生しやすくなるため、注意が必要です。
ダニの一種なので、葉や花、蕾について、吸汁します。

 

スリップスなどの吸汁系の害虫と同じように、
葉や花など、柔らかい部分を狙ってきます。

 

吸汁されてしまうと、葉が委縮したようにちぢれ、
蕾が満足に開かなかったり、奇形花になってしまったりします。

 

また、花や葉が奇形になる他、発生してから時間が経つと、
表面が埃をかぶったように白くなります。

 

◎対策
高温乾燥期に発生することが多いため、株の風通しをよくしておきます。
ただし、乾燥期に発生するからといって、
シクラメン自体を過湿状態にすると、株が傷むので注意します。

 

専用の薬剤を散布することで防除することもできます。
薬剤は、カネマイトなどが使用できます。

 

セントポーリアやガーベラなどにもつく害虫のため、
シクラメンとはできるだけ離して管理するようにしましょう。

 

 

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■ナメクジ

 

◎発生時期と状況
春~秋に発生します。
ナメクジは湿気た場所を好み、昼間は湿った土の上などでじっとしています。
夜になると動き出し、食害を始めます。

 

食害されると、葉や花、蕾に穴があき、
ナメクジが通ったあとには粘液が残って光っています。
粘液は乾いてもキラキラと光るので、すぐに見つけられます。

 

ナメクジは葉や花の大きさに関わらず食べますが、
特に新芽は食害にあいやすいです。

 

蕾だけなくなって茎だけになってしまっていたり、
ナメクジが通った時の粘液で蕾が開かなくなってしまうこともあります。

 

◎対策
湿気た場所を好むので、できるだけ湿気させないことが大切です。
被害が出た時、昼間は姿を見つけるのが難しいですが、
夜になると出てくるため、見つけ次第捕殺します。

 

また、昼間でも、鉢の裏などに集まっていることもあるので、
その場合もすぐに捕殺します。

 

花や野菜に使えるナメクジ駆除剤もあるので、それらも効果的です。
他にも、ナメクジを集めて捕獲する装置もあります。

 

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シクラメンの病害虫

シクラメンの病気

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まずは、元気なシクラメンを入手することです

 

 

シクラメンを育てていると、病気にかかることがあります。
病気の中には、感染すると薬剤での治癒が難しい病気があるので、
あらかじめ対策をとっておく方が賢明です。

 

こちらでは、シクラメンがかかりやすい病気と対策をご紹介します。

 

 

[シクラメンの病気]

 

 

■灰色カビ病

 

春~梅雨、9月下旬~開花期に発生することが多い病気です。
湿気が高く、気温がやや低い時期に発生しやすくなるため、
梅雨や秋冬の長雨の時期は要注意です。

 

株の中心の風通しが悪かったり、
葉に水滴が残ったままの状態にしていると発生が多くなります。

 

花びらに1mm~2mmくらいの灰褐色の小さな斑点ができたり、
葉柄や花茎、球根の付け根部分に灰色のカビが発生します。

カビが発生した場所から徐々に傷み、腐ったようになります。

 

◎対策
発生が多くなる時期はもちろんですが、
それ以外の時期でも、風通しは良くしておきましょう。

 

鉢と鉢をすぐ近くに置いていると、
葉がよく茂っている分、それだけで風通しが悪くなります。

 

複数の鉢を並べる時は、ある程度の隙間をあけておくようにします。
傷んだ葉や花ガラはこまめに摘むようにすると、
株の中心への風通しもよくなります。

 

もし複数の鉢を育てている時、灰色カビ病が発生したら、
発生していない鉢と、発生している鉢を別の空間に移動します。

 

近くに置いていると、病原菌が健康な株にまで感染するとがあります。

 

発生が多くなる時期には、
チオファネートメチル剤などを散布し、予防します。

 

 

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調子が悪そうな株は、早期に対策します

 

 

■萎凋病

 

初夏~開花期までの間、発生しやすくなります。
特に、梅雨以降に気温が高くなってくると、
かかりやすくなるので注意が必要です。

 

萎凋病は原因となる菌が、シクラメンの根から侵入します。
濃い肥料を与えたり、土を過湿の状態にしていると、
根が傷みやすくなり、根の傷から菌が入り込みやすくなります。

 

初期症状としては、葉が黄色く変色していきます。
そのうち葉の黄変が株全体に広がっていきます。

 

葉柄は、水分が抜けたようになり、しおれて枯れてしまいます。
感染してしまった株の球根を切ってみると、
中の水を通す部分が茶色く変色してしています。

 

◎対策
原因となる菌は土の中に潜んでいます。
そのため、古土や未熟な堆肥を使っていると、
土に菌が残っていて、感染の確率が高くなります。

 

植え替えをする時は、必ず新しい清潔な土を使うようにし、
堆肥も未熟なものは避けるようにしましょう。

 

植え替えた後、ベノミル剤という薬剤を土にかけておくと予防になります。
気温が上がり、感染の可能性が高くなる夏の間も、
1ヶ月に1回のペースで予防として使用します。

 

感染して症状が出た株は、もう回復することはありません。
非常に残念ですが、処分するようにします。

 

 

■軟腐病

 

初夏~夏にかけて、気温が高い時期に発生が多くなります。
基本的には土から感染しますが、
花ガラや葉を摘んだ時にできた球根の傷からも感染します。

 

また、葉や球根に直接水をかけてしまうと、
感染率が高くなるので注意してください。

 

感染した時は、葉柄が腐ってぬるぬるになり、
球根も指で押すとぶよぶよと柔らかくなっています。

症状が出た部分は腐って悪臭がするのも特徴的です。

 

◎対策
土に菌がいるので、植え替えや植え付けの時に、
古土を使わないようにし、新しく清潔な用土を使うようにします。

 

水を与える時は、葉や球根に直接かからないようにし、
土に水をかけるようにしましょう。

 

花ガラなどを摘む時は、茎を強く引っ張るのではなく、
ひねりながら抜くようにして摘むと球根に傷がつきにくくなります。

 

軟腐病は感染してしまうと、
菌に薬剤が効きにくいため、治癒が難しい病気です。

 

できるだけ感染しないように注意し、
必要であればストマイ液剤20などの薬剤を使用すると予防になります。

 

 

Cyclamen100

病気にかかった株は、健康な株と隔離します

 

 

■炭疽病

 

8月~9月頃に発生が多くなります。
水やりの際に跳ねた土が葉に付着し、そこから感染することが多い病気です。

 

この病気にかかると、葉に暗褐色の丸い斑点ができます。
葉柄にも淡い褐色の斑点やくぼみができます。

 

症状が進むと病斑は大きくなり、
斑点の周りは色が抜けたように黄色く変色してしまいます。

 

湿気が高い状態になると、
病斑の上に濃いピンクの胞子の塊ができます。

 

◎対策
泥跳ねによって感染することが多いため、
水を与える時は、低い位置からそっと与えるようにします。

 

また、使用したハサミや鉢などの道具から感染することもあるので、
作業の前には消毒しておくようにしましょう。

 

過湿や風通しの悪い環境も病気の原因となるので、
複数の鉢を並べる場合は間隔をあけ、風通しを確保しておきます。

 

感染してしまった後は、完治が難しい病気で、
さらに近くに置いてある健康なシクラメンにも感染することがあります。

 

もし病気が発生した株を見つけたら、すぐに処分するようにします。
ジマンダイセン水和剤などの薬剤を定期的に使うことで、感染予防になります。
■参考
・シクラメンの育て方 12月
・シクラメンの育て方 1月
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・シクラメン 花が倒れる理由は?

 

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