ガーデンシクラメン 花壇

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ガーデンシクラメン 花壇

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色でまとめて植え付けてもきれいです

 

 

ガーデンシクラメンの開花時期になってくると、
店頭にはたくさんのかわいらしいガーデンシクラメンが並びます。

 

つやつやとした葉に中央で咲き揃った花は、花壇植えにもぴったりです。
また、近年、耐寒性が強い品種が多く作出されています。

 

ガーデンシクラメンを花壇で楽しむためのコツをご紹介します。

 

 

[ガーデンシクラメン 花壇]

 

 

■ガーデンシクラメンを選ぶ

 

店頭に並ぶガーデンシクラメンを見てみると、
意外と花色や品種の種類が多いことに驚かされます。

 

オーソドックスで可愛らしいピンクはもちろん、
シックな深紅や赤紫、爽やかな白にバイカラーと様々です。
良い香りがする品種もあるので花壇に植えると空間いっぱい香りが立ち込めます。

 

さらに花の形も、よく見かけるタイプのものから、
花弁が少し細めのもの、花弁の縁がフリル状に波打ったものなどがあり、
雰囲気や好みによって選ぶことができます。

 

 

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フリル付きの2色の愛らしい花びら

 

 

フリルのあるバイカラーなどはとても目立つので、
花壇のメインにするのにぴったりですし、
オーソドックスな花色と形のものは、メインにしても、脇役として植えても素敵です。

 

メーカーによって品種が異なることがありますが、
特徴や性質は似ているので、どれを選んでも構いません。
好みに合ったものを選び、翌年の春まで楽しみましょう。

 

好みのガーデンシクラメンを選んだら、次は苗の状態のチェックです。

 

◎苗のチェック

・花が数輪咲いている
・株元などにカビがない
・球根が柔らかくなっていない
・病害虫の痕がない

 

このような健全で元気の良い苗を選ぶことで、
実際に花壇に植え付けた後の生育や花数が変わる場合があります。

 

栽培上級者の方などは、少し弱っている株でも再生できると思いますが、
初心者の方や不安な方は、良い苗を購入し、植え付けると安心です。

 

苗はできるだけ数がそろっているうちに買いに行き、
たくさんある中からより良い状態のものを選ぶのが良いです。

 

 

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ハボタンを入れると、和的な雰囲気に

 

 

■ガーデンシクラメンに適した環境

 

ガーデンシクラメンは、室内で楽しむ大輪のシクラメンに比べると、
耐暑性も耐寒性もあり丈夫です。

 

けれどガーデンシクラメンにとって合わない環境で育てれば、
枯れてしまったり、花数が極端に減ってしまうこともあるので、
できるだけ環境を合わせてあげるようにします。

 

◎ガーデンシクラメンに適した環境 
・日当たりが良い
・風通しが良い
・土の水はけが良い

 

このような環境であれば、ガーデンシクラメンに最適です。
日当たりは一日中でなく、半日陰くらいまでであれば育ちます。

 

ただ、日当たりの良い場所に比べると、花数が減る場合があるので注意が必要です。
風通しが悪いと、灰色カビ病などの病気にかかりやすくなります。

 

かといって強風に当たると、せっかくの花や葉が傷みやすくなるので注意します。
ガーデンシクラメンは過湿を嫌うため、水はけの良い土で育て、
風通しの良い環境を作るようにします。

 

 

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後ろ側に丈の高い植物を入れるとメリハリがもっと出ます

 

 

■花壇のデザイン

 

ガーデンシクラメンを実際に植え付ける前に、花壇にデザインをしましょう。
前もってデザインをしておくことで、迷いなく植え付けることができます。

 

うまくデザインできるか分からないという場合でも、
インターネットの画像を参考にしたり、
雑誌に掲載されているデザインを真似てみたりしても良いでしょう。

 

ガーデンシクラメンと一緒に花壇に植え付ける植物は、
ガーデンシクラメンと似たような環境を好むものを選ぶと、
栽培管理が楽で、良い花壇ができるでしょう。

 

◎ガーデンシクラメンと相性の良い植物
ガーデンシクラメンと相性の良い植物をいくつか知っておくと、
デザインのヒントにできます。

 

 

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・アリッサム
こじんまりとまとまる傾向のあるガーデンシクラメンと、ふんわりと広がるアリッサムは相性抜群です。
アリッサムはとても丈夫なので、生育環境もガーデンシクラメンと合います。
草丈も低いので、花壇の縁取りにできます。

 

 

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・パンジー、ビオラ
秋~春にかけての花壇に植えたい花の代表です。
花期が長く丈夫で、しかも色や花の大きさや形もたくさんあるので、組み合わせ方は無限大です。

 

 

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オリヅルラン

 

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ヒューケラ

 

・カラーリーフ
オリヅルランやヘリクリサムなど、常緑のカラーリーフを入れることで、配色や動きにメリハリが出ます。
ヒューケラなどは、色や形に種類があって魅力的ですが、
冬に地上部がなくなるので、使用する場合はそれを念頭に置いておきます。

 

 

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・キンギョソウ
矮性と高性の品種があるので、デザインによって品種を変えることで合わせやすくなります。
色幅も広く、適した栽培環境も広いので、ガーデンシクラメンに合わせやすいです。

 

・カレックス
線の細いカレックスのようなリーフ類を配置すると、花壇全体に動きが出てセンスアップされます。
カレックス自体も丈夫ですし、

ガーデンシクラメンと好む環境が似ているので1株だけでも入れておくと全体が締まります。

 

◎植え付け時の株間
デザインをする時は、植物同士の株間も計算に入れておきましょう。
ガーデンシクラメンの場合は、球根植物なので、それほど広い株間を必要としません。

 

ガーデンシクラメン同士を隣り合わせる場合は、葉が触れあわない程度が目安です。
ガーデンシクラメンは球根から葉や花茎を伸ばすため、
店頭に並んでいる状態から、あまり株を大きくすることはありません。
シーズン中なら、葉が触れあわない程度で十分です。

 

◎ガーデンシクラメンの位置
基本的に栽培に適した環境であれば、花壇のどこに植え付けても構いません。
ただし、ガーデンシクラメンはシーズン中に、花ガラや傷んだ葉を摘んだり、
葉組みの作業を何度も行います。

 

そのため、大きな花壇の奥の方など、手の届かない場所に植え付けてしまうと、
作業が難しくなり、手入れが行き届かなくなりがちです。

 

周りの植物の草丈なども考慮し、
できるだけ手の届く範囲に植え付けるようにすると、管理しやすくなります。

 

 

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株間をとりすぎると、寂しい印象になります

 

 

■花壇 植え付けのコツ

 

ガーデンシクラメンは水はけの良く、清潔な土で植え付けるのが鉄則です。
けれど花壇の土をすべて入れ替えるのは難しいですね。
そんな時は、ガーデンシクラメンを植え付ける部分の土を新しいものに交換します。

 

ガーデンシクラメンを植え付ける部分を、深さ15cm~20cmほど土を掘り上げます。
掘り上げた部分に新しい培養土を入れてから、ガーデンシクラメンを植え付けます。

 

ガーデンシクラメンを植え付ける時は、根鉢を崩さないようにし、
あまり上から強く押さえつけないようにしましょう。

 

ガーデンシクラメンは、絶対に深植えにしないように注意します。
深植えすると、球根が土に埋もれてしまい、傷みやすくなります。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方



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寄せ植え・花壇

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