ガーデンシクラメンの育て方 4月
4月に入ると、暖かい日も多くなり、
ガーデンシクラメンの花も3月に続いてよく咲きます
まだまだガーデンシクラメンの最盛期が続きそうに見えますが、
4月中旬を過ぎる頃になると、休眠期に入るための準備が始まります。
ガーデンシクラメンが元気に育つ栽培の方法をご案内します。
[ガーデンシクラメンの育て方 4月]
■基本の栽培管理
・鉢植えの置き場所
鉢植えで育てているものは、日当たりと風通しの良い場所に置くようにします。
できれば雨の当たらない場所の方が、過湿になる心配がないです。
どうしても雨の当たる場所しかない場合は、そのままでも構いません。
花壇や寄せ植えから、1株ずつに植え替えを行った場合は、
雨に当たって湿っている期間が長いと、根付きが悪くなります。
植え替えた鉢だけは、雨の当たらない場所に置き、
土が乾いてから水を与えるようにしましょう。
・水やり
気温がだんだんと上がり、
ガーデンシクラメン自体が吸い上げる水の量も増え、土が乾きやすくなります。
花壇など地植えでも、土の表面が乾いているようであれば、水を与えます。
鉢植えは土の量が少ないため、特に乾きやすくなります。
水切れには注意し、土の状態は毎日チェックしましょう。
土が乾いているようであれば、水をたっぷりと与えます。
水を与える場合は、夕方ではなく午前中に与えるようにしましょう。
植え替えを行ったものも、土の表面が乾いてから水を与えるようにします。
土が乾いてから水を与えると、根が水分を求めて伸び、根付きがよくなります。
ただし、水切れには注意しましょう。
・追肥
カリ分の液体肥料を、規定通りに薄めて与えます。
1週間に1回のペースで与えるようにしましょう。
寄せ植えのガーデンシクラメンは、1株ずつ植え替えます
・植え替え
寄せ植えにしているものや、花壇に植えているものは、
株間も狭く、風通しが悪い環境です。
4月中旬を過ぎた頃から、1株ずつに分けて鉢に植え付けることで、
風通しもよくなり、病害虫予防にもなります。
植え替える時は、鉢の底に必ず鉢底石を入れ、
球根が半分ほど露出するように植え付けましょう。
また、植え付ける時に使う土は、水はけの良いものを使いましょう。
市販されているシクラメン用の培養土を使うと便利です。
・花ガラと枯れ葉の摘み取り
咲き終わった花や、枯れた葉は、こまめに摘み取るようにしましょう。
放っておくと、他の葉に付着し、カビが発生してしまうことがあります。
また、風通しも悪くなるため、生育が悪くなり、病害虫にかかってしまいます。
花ガラを摘んであげます
■花や葉の数が少ない
1年のうちで、ガーデンシクラメンの葉と花が多い時期なのに、
家のガーデンシクラメンは、花も葉の数も少ない、ということはありませんか？
特に病害虫にかかっているというわけでもないのに、花や葉の数が少ないのは、
冬の間の日照不足にせいかもしれません。
鉢植えでも地植えでも、冬の間の日当たりが悪いと、その影響は春に出てきます。
本来であれば、冬にたっぷりと日差しを浴びて養分を蓄え、
春にそれを解放してたくさんの花を咲かせます。
ところが、冬の間日当たりの悪い場所で育てていると、
必要最低限の養分しか作れず、花芽も葉芽も作れなくなってしまいます。
また、せっかく作った芽も、日当たりが悪いと、
生長することなく小さいまま枯れてしまうことがあります。
ガーデンシクラメンは、暑さや蒸れには弱いですが、冬の間の日光はとても求めます。
できるだけ日当たりの良い場所に置いてあげれば、春には必ず応えてくれます。
■ガーデンシクラメンの様子
・購入した株
3月に引き続き、花を咲かせ続けています。
気温の上昇とともに、花もちが悪くなり、枯れてくる葉も出てきます。
花ガラや枯れ葉をこまめに取り除き、清潔に保ちましょう。
健全な状態で休眠期を迎えることができれば、
次のシーズンも楽しめる可能性がぐっと高まります。
・夏越しした株
夏越しした株も、3月に引き続きたくさんの花を咲かせます。
こちらも花ガラと枯れ葉を取り除いて良い環境に置くことで、
さらに次のシーズンも楽しむための準備を始めます。
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■2018年の雪と寒さを生き抜いたガーデンシクラメン
杏子、レモン、本ユズ、ハナユに慌てて越冬の手当てをしましたが、
ガーデンシクラメンは、少し遅れてしまいダメージが大きかったです。
*ガーデンシクラメンの基本の手入れを、ていねいにすると来シーズンも花がたくさん咲きます
>>ガーデンシクラメンの育て方
■参考
・シクラメン 育て方 温度は？
・シクラメン 室内の育て方は？
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え
