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ガーデンシクラメンに適した用土は?

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2年目のガーデンシクラメンの花が上がってきました

 

 

Q.ガーデンシクラメンに適した用土は?

 

私もシクラメンが大好きで毎年5~6鉢を育てています。
今回は夏越しが比較的楽と言われているミニシクラメン4鉢と、
ガーデンシクラメン3鉢の計7鉢の夏越しに挑戦しました。

 

5月に直射日光の当らない日陰に移し、
8月の超残暑もそこそこ葉がある状態で乗り切ったので、
9月始めに植え替えをしました。

 

シクラメン専用の有機質が多い専用養土にバーライトを混ぜて植え替えましたが、
いまいち調子が悪い(葉が丸まります)のです。

 

シクラメンはph5.5~6.0の弱酸性が好みとネットで調べ、
山野草の用度(ph5.5程度)に鹿沼土を混ぜた土で再度植え替えたところ、
更に調子が悪くなり、7鉢の内2鉢は枯死、
残り5鉢も内2鉢は完全に葉がなくなりました。

 

これはまずいと思っていたところネットで本サイトに巡り合い、
赤玉3、軽石(小)3、腐葉土4にパーライト適量を混ぜた土で、
再再度植え替えたところ現在は多少持ち直している状態です。

 

ただ葉が無くなった2鉢はまだ坊主のままですが。
そこで教えてください。シクラメンの土は、
phは6.0~7.0、ピートモス等の有機質たっぷり水持ちがいい土よりも、
水はけのよいさっぱり系の土が適しているのでしょうか?
*Oさんからご質問をいただき回答しております。

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ちょっと徒長しましたが、こちらも夏越しして元気に花芽を上げています。

用土は、小粒赤玉土6割、腐葉土4割に、緩効性肥料を通常の半分ほどにしています

 

 

A.ガーデンシクラメンに適した用土は?

 

ミニシクラメンとガーデンシクラメン、計7鉢のうち2鉢が枯死、
残りの5鉢のうち2鉢は丸坊主状態とのことですが、
ひとまず夏越しには成功していたようですね。

 

ただ、夏越し後の植え替え時に使った土が少々シクラメンには合わなかったように思います。
1回目、有機質たっぷりのシクラメン専用用土にパーライトを混ぜて植え替えとあります。

 

有機質たっぷりということは、ピートモスが主体だったのでしょうか。
ただ、シクラメン専用に作られた用土であれば、
すでに水はけは良い状態に調整されていた可能性があります。

 

・パーライト
そこにさらにパーライトを混ぜて水はけを良くしているので、
水はけが良すぎた可能性があります。

 

葉が丸まるといった症状は、水切れを起こした時に出やすい症状です。
もし、朝に水を与えても、夕方には鉢土全体が乾く状態では、水はけが良すぎます。

 

・鹿沼土
2回目に使った土は、山野草専用用土に鹿沼土を混ぜたものを使ったとのことですが、
鹿沼土はどれくらい入れたのでしょうか。

 

鹿沼土は硬く、これもまた水はけを良くします。
ただ、2回目に使った土は、山野草用土ということなので、
水もちの良い土だったように思います。

 

ここに鹿沼土を入れて水はけを確保できたのは良かったのですが、
ここで気になるが鹿沼土の大きさとphです。

 

鹿沼土の1粒が大きいタイプだと、鹿沼土と鹿沼土の間に大きな隙間ができます。
ここに山野草用の細かい用土が入り込んでしまうと、
逆に水はけが悪くなってしまうことがあります。

 

さらに鹿沼土は酸性に傾きやすいものです。
すでにph5.5に調整された山野草用土に鹿沼土を入れると、
さらに酸度が高くなってしまいます。

 

・phは?
シクラメンはph5.5~6.0くらいの弱酸性で問題ありません。
土質は、どちらかというと水もちの良すぎるものよりも、水はけの良い土を好みます。

 

シクラメンの根は酸素を要求するため、水もちの良すぎる土では、
根腐れを起こしてしまいます。

 

また、根腐れしないまでも、酸素供給量が少なく、生育不良になることもあります。
かといって、水はけの良すぎる土では、水切れを頻発して根と葉が傷み、
丸坊主になったり枯れてしまうことがあります。

 

加減は難しいですが、現在は調子が戻りつつあるとのことなので、
今の土が一番合っていると考えて良いでしょう。

 

今回、調子を崩したり枯死してしまった原因としては、
1. 水はけが良すぎた
2. 酸度が高すぎた
3. 根が傷んだところに植え替えを何度もした

という3つが考えられます。

 

今の状態で様子を見ていただいて、調子が崩れることがないのであれば、
今後は通常と同じ管理法で問題ないかと思います。

 

植え替えた土に元肥を入れていないのであれば、
植え替えから2週間ほど経ってから追肥を開始してください。

 

一度根が傷んでいる可能性が高いので、
最初は少し薄めの液体肥料から始めると良いかもしれません。

 

まだ坊主のままの株も、新芽が見えているのであれば、復活する可能性があります。
球根がカビたり、柔らかく腐ったようになっている場合は、諦めた方が良いかもしれません。

 

元気なシクラメンの開花をまた見られることを願っています。
*回答=幸さんです

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方

 

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