シクラメン もらったら?
サントリーブルーシクラメン『セレナーディア』 C)フラワーマーケット花由
シクラメンは、プレゼントとしても人気の高い鉢花です。
何かのお祝いにと、贈られることも多いのではないでしょうか。
けれど、シクラメンを今まで育てたことがない人にとっては、
どう手入れをして良いものか迷うことがあります。
できるだけ長く楽しみたい、枯らせたくないと思いますね。
初めてシクラメンを育てる人でも、、
できるだけ簡単に、かつ長い期間シクラメンを楽しめるよう、
シクラメンをもらったら、しておくことをご紹介します。
[シクラメン もらったら?]
■届いたらすぐにすること
シクラメンをプレゼントされるとき、
ラッピングされた鉢花を手渡されるか、
段ボールに入ったものが宅配で届くかが一般的です。
どちらのパターンであっても、自分の手に渡った瞬間から、
目の前のシクラメンは自分のものとなります。
自分の手に渡ったら、まずは何をすれば良いのでしょうか。
ラッピングは、雰囲気を楽しんだら外します
・梱包、ラッピングをはずす
宅配で届いたシクラメンは、たいてい段ボール箱に入っています。
最近は鉢花専用の、背の高い箱があり、それに入って届くことも増えました。
中でシクラメンが倒れないよう、サイズがぴったりに作られているので安心です。
その段ボールから、シクラメンを傷めないようにそっと取りだしましょう。
狭くて暗い段ボールの中に長時間入れていると、傷んでしまいます。
プレゼント用にと準備されたシクラメンには、
ラッピングが施されていることも多いです。
薄いセロファンや和紙などのラッピングで、とてもキレイですが、
そのままにしておくと、苗にあまり良くありません。
セロファンや和紙は風通しを悪くします。
風通しの悪い環境はシクラメンの大敵です。
また、水やりなどの手入れをする時にも、邪魔になることがあります。
ラッピングはキレイですが、少し眺めたら取り外して、
スッキリさせておいた方が、シクラメンが長持ちします。
・説明書きを読む
プレゼント用のシクラメンには、シクラメンの管理法や到着後の手入れ法が、
書かれている紙が入っている場合が多いです。
水さえあげれば良いのだろうと思わず、
一度しっかりと説明書きを読んでみてください。
シクラメンを長持ちさせるためのヒントが詰まっていることがあります。
・シクラメンの好む環境に置く
シクラメンを始めて育てる方にとっては、
シクラメンがどのような植物なのか、未知の領域かと思います。
まずはシクラメンの好む環境を知り、
できるだけその環境に近い場所に置くようにしましょう。
◎シクラメンが好む環境
1. 風通しが良い
2. 日当たりが良い
3. 温度差が少なく、10度~20度におさまる場所が最適
シクラメンは鉢花として、冬は日照の良い室内で観賞します。
よくわからず、他の室内向きの観葉植物と同様に、
あまり日の当たらない場所に置いてしまうことがあります。
実際のシクラメンは、太陽の光が大好きです。
生育期間である晩秋~春の間、できる限り日当たりの良い場所に置くことが大切です。
また、温度差の激しい場所も苦手です。
夜間に5度以下になる寒い場所も苦手で、25度以上になる高温の場所も苦手です。
冬は暖房器具を使っている場合、すぐ近くに置かないようにします。
バスケット付!♪シクラメン5号サイズ C)フラワーマーケット花由
■花を長く楽しむには?
いただいたシクラメン、できるだけ長い期間花を楽しみたいですね。
シクラメンを長期間楽しむために、少しだけ手をかけてあげましょう。
1. 水やり
シクラメンを管理する上で、水やりは欠かせません。
シクラメンが植えられている鉢には2種類あります。
1つは、一般的によく見かける普通鉢です。
もう1つは、鉢皿と鉢が一体化し、鉢皿に水を溜めておく底面給水鉢です。
どちらの鉢に植えられているかによって、水やりの仕方が異なるので注意します。
普通鉢の場合は、土の表面が乾いたら、
鉢底から余分な水が出てくるまでたっぷりと与えます。
鉢皿を敷いている場合、余分な水が鉢皿に溜まっていたら、必ず捨てるようにします。
底面給水鉢の場合は、鉢皿の中の水がなくならないように注意します。
2. 追肥
冬の間中、絶え間なく花を咲かせているシクラメンは、肥料が必要です。
規定通りか、少し薄めに作った液体肥料を、水の代わりに与えましょう。
頻度は1週間に1回が目安です。
3. 暖かい日は戸外へ
室内にばかり置いていると、日照不足になってしまいます。
10度以上気温のある晴れた日は、戸外に出して日光浴させましょう。
日照不足が解消され、風に当たることで株が締まり元気になります。
■次のシーズンも楽しむには?
シクラメンが多年草だって知っていましたか?
きちんと管理してあげれば、次のシーズンも花を楽しむことができます。
シクラメンは高温多湿が苦手です。
日本ではじめじめと湿度の高い梅雨と、暑さの厳しい夏があります。
この時期を乗り越えることで、次のシーズンには、
さらに花数を増やしたシクラメンを楽しむことができます。
シクラメンの栽培では、この夏越しが一番のネックになります。
少し難しいのですが、夏越しした株に花が咲いた姿を見た時は感動するでしょう。
ぜひチャレンジしてみてください。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え