シクラメン 栄養剤
シクラメンに適切な肥料や栄養剤を与えると次々と花を咲かせてくれます
シクラメンを健全な状態で育てるためには、肥料が欠かせません。
ただ、どのような肥料を与えれば良いのか、悩むこともあります。
園芸店などに行くと、様々な肥料が並んでいて、
肥料と書かれているものもあれば、活力剤や栄養剤と書かれているものもあります。
シクラメンにとって必要なのは、いったいどのような肥料なのでしょうか。
[シクラメン 栄養剤]
■栄養剤と活力剤と肥料
まず、肥料・活力剤・栄養剤について簡単にご説明します。
肥料は、植物が生長する時に必要とする、
窒素・リン酸・カリがおもに含まれているもので、
その比率はメーカーや肥料の種類によって異なります。
シクラメンの場合は、リン酸が多め、
あるいはリン酸とカリが少し多めの肥料を使うのがお勧めです。
形状は様々で、粒状や液状、タブレット状などがあります。
活力剤は、観葉植物などにアンプルを挿して使うもので、
内容物は肥料とは異なります。
メーカーや種類によって内容は違いますが、肥料成分をごく薄くしたものに、
微量成分と呼ばれる鉄分やミネラルなどの活性剤が含まれているものが多いです。
活力剤は、窒素・リン酸・カリの濃度がとても薄いため、
植物を大きくするというよりは、植物を活性化させて、
花色や葉のつやを良くする効果が期待できます。
肥料成分がほとんど含まれていないため、
活力剤とは別に、定期的に肥料を与えてるようにします。
栄養剤は、肥料と同じ意味として使われることが多い言葉です。
ただ、肥料と活力剤の両方の意味で使われることがあるため、
明確に意味が決まっているわけではないようです。
商品として「〇〇の栄養剤」という名前がついていても、
活力剤のようにごく微量しか窒素・リン酸・カリが含まれていない場合もあるので、
説明書きをよく読んでから使う必要があります。
もし微量にしか窒素・リン酸・カリが含まれていないのであれば、
別に肥料を与えないと、栄養剤を与えても肥料不足になるので、注意しましょう。
■お勧めのシクラメンの栄養剤
シクラメンを育てる時、どの肥料や栄養剤を与えれば良いのか迷うことがあります。
迷う時は、シクラメン専用のものを使うのが安心です。
すでにシクラメンに合うように調整されているため、
説明の通りに与えるだけで済みます。
◎ハイポネックスキュート シクラメン・ベゴニア用
色々な種類の肥料を作っているハイポネックスから、
薄めずそのまま使えるシクラメン専用の液体肥料が販売されています。
シクラメンと同じように、次々に花を咲かせるベゴニアにも共通で使えるので、
両方を育てている方なら、少し余っても無駄にはなりません。
通常、液体肥料は水で薄めて与えますが、こちらは水で薄める必要がなく、
ボトルから直接与えることができます。
便利なメモリがついているので、与える量も分かりやすいのが魅力です。
◎シクラメンにEα
こちらはアイリスオーヤマから販売されている栄養剤です。
活力剤と同じアンプル型をしていて、先端を切って挿しておくだけなので、
とても便利です。
シリーズとして洋ランやシャコバサボテン用のものもありますが、
シクラメン用は窒素・リン酸・カリを含む液体肥料がアンプルの中に入っています。
さらに活性剤として、バイオ活性酵素も配合されているので、
さらにイキイキとシクラメンを育てることができます。
■参考
・シクラメンの育て方 12月
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方