ガーデンシクラメンの育て方 5月
5月、花数も少なくなってきます
ガーデンシクラメンも、そろそろ開花の終わりが近づいてきています。
5月に入ると気温も高くなり、夏越しの準備を始める時期となります。
5月、花が終わってもすぐに生育が止まるわけではありません。
少しずつ夏に向けて準備することで、夏越しを成功させることができます。
[ガーデンシクラメンの育て方 5月]
■基本の栽培管理
・置き場所
5月になると、だんだんと日差しも強くなってきます。
直射日光に当てていると、葉焼けを起こしたり、
土の乾燥が早まって葉が急激に黄変することがあります。
明るい日陰になるような場所や、
寒冷紗などで午後から日陰になるような環境を作ってあげましょう。
風通しの悪い場所に置くと、どうしても蒸れやすくなったり、
害虫が発生するので、風通しの良い場所に置きましょう。
複数の株を管理する時は、
鉢と鉢の間を少し開けると、風通しを確保できます。
・水やり
土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えましょう。
葉の上から水を与えると、葉にあたって土に水が入らなかったり、
水滴のついた葉が直射によって傷む原因になります。
株元の球根にあまりかからないように注意し、
水差しなどで直接土に水を与えるのがお勧めです。
花も終わり、葉数も減る時期ではありますが、
株を充実させるために水分をよく吸います。
気温も高くなって、風が乾燥するので、水切れしないように注意しましょう。
土が湿っている場合は、無理に水を与える必要はありません。
・追肥
植え替えを行った株は、植え替えの時に使っている土に元肥が含まれています。
そのため、しばらくは追肥が不要です。
植え替えてから2週間~3週間経ったら、追肥を始めましょう。
1週間に1回、カリが多めの液体肥料を水代わりに与えるようにします。
植え替えを行っていない株も同様に、1週間に1回水代わりに追肥します。
寄せ植えにしていたガーデンシクラメンは、1鉢ずつ鉢上げしてあげます
・植え替え
寄せ植えや花壇に植えたガーデンシクラメンは、そのままにしておくよりも、
1株ずつ鉢に植え替えてあげた方が、夏越しが容易になります。
花壇など地植えにしている分は、雨が当たることが多いです。
休眠した株は夏越し中、雨に当たると湿気て球根にカビがはえたり、
腐ったりすることがあるので良くありません。
寄せ植えにしている株も、他の植物が生育している場合は、
水に当たることがありますし、日向に置くとカラカラになってしまいます。
1株ずつ鉢に上げることで、
それぞれの株に合った夏越しができるようになります。
できれば5月中旬頃までには植え替えを行いましょう。
植え替える時に使う土は、新しい培養土など清潔なものを使います。
古土を利用すると、病気が感染することがあるため、避けた方が安心です。
植え替えたガーデンシクラメンは、直射日光の当たらない、
風通しの良い明るい日陰で管理します。
できれば雨の当たらない場所の方が、水の管理が楽になります。
■ガーデンシクラメンの様子
購入した株も、夏越しをした株も、花はほとんど終わりになっているでしょう。
多少の開花はあっても、最盛期のような花数はありません。
日当たりの良い場所に置いていると、葉焼けを起こして茶色くなったり、
黄色く変色したりしている株もあるかもしれません。
そういった株は、傷んだ葉を取り除き、明るい日陰に移して管理しましょう。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え