シクラメンの育て方 2月
次々と咲くシクラメン、とても嬉しいですね
2月は1年で一番寒く夜間の冷え込みも強いです。
寒さでシクラメンの生育が少し遅くなりますが、
こまめに手入れすれば、花はまだまだ楽しめます。
2月の基本的な手入れをご紹介しましょう。
[シクラメンの育て方 2月]
■基本の栽培管理
・置き場所
シクラメンの置き場所や、日中と夜間の管理場所などは、1月と同じです。
>>シクラメンの育て方 1月
室温は、できるだけ10度~20度におさめますが、
シクラメンは5度までであれば、低温でも耐えることができます。
夜に浴室に置くかたがいますが、これは良くないです。
湯気のこもった浴室は、シクラメンには湿度が高すぎ、
過湿になって葉や花、球根までも傷むことがあります。
無理に温度・湿度を上げようとせず、
発泡スチロールなど、冷気を遮断できるようなものに、
鉢ごと入れておくなどの工夫をして寒さ対策をします。
・日光浴
2月は室内で管理することが多くなり、日照時間も短くなります。
日当たりの良い室内に置いても、日照不足になりがちです。
晴れて暖かい日は、外に出して日光浴をさせましょう。
天気が悪くなってきたり、風が強い日は、急激に冷えるので、
無理せずに室内に置くようにします。
午後3時以降は日が陰り気温が下がるので室内に取り込みます。
草姿はやや乱れてきますが、2月も元気に咲いてくれます
・水やり
暖房などが入っていると、意外と土が乾きやすくなります。
水が足りているかのチェックを忘れずにしましょう。
底面給水鉢の場合は、水の減りに注意します。
普通の鉢の場合も、土の表面や乾きをこまめにチェックし、
乾いていたら、たっぷりと水やりします。
・追肥
2月はタブレット状の緩効性肥料の追肥は不要です。
液体肥料は、1月と同じように、
1週間に1回のペースで水代わりに与えるようにします。
この時の液体肥料は、できればカリ分の多いものを与えます。
もし株が日照不足などで、葉色が悪くなっていたり、
生育が鈍っている場合は、2週間に1回のペースに落として様子をみます。
調子の悪い時に頻繁に肥料を与えると、根が焼け腐りやすいです。
特に今シーズン購入した株が、調子を崩しやすい時期なので、
よく観察して、異変があったら対処しましょう。
2年目以降の株は、そろそろ花が満開になる頃なので、
1週間に1回のペースでも問題ないでしょう。
花芽が元気に上がってきます
■2月のシクラメンの状態
・購入した株
夜間に思わぬ低温に当たったり、日照不足になったりと、
2月の天候で、調子を崩しやすくなる時期です。
また、一時はたくさん咲いていた花も、少し落ち着いてくる頃です。
花数が減ってしまったり、葉色が悪くなってしまったり……、
と、少し心配ですが、温度と水の管理をきちんとしていれば、
また気温が少し上がる頃には調子を戻します。
余計な体力を使わないようにするため、
花ガラと傷んだ葉を摘む作業を忘れずに行います。
また、だんだんと株姿が乱れてくる時期でもあります。
葉が中心に寄ると、日照不足で新芽にが育ちにくいです。
葉組みをして、株の中心にも光が当たるようにしておきましょう。
・夏越しした株
夏越しをした株は、そろそろ満開になってくる頃です。
1年間世話をしていた成果が出る頃ですので、喜びも一塩でしょう。
まだぽつぽつとしか開花していない場合も、
株の中心に蕾があるのであれば問題ありません。
蕾が元気に育つように、日当たりの良い状態を確保します。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方