ガーデンシクラメンの育て方 3月
3月に入り気温も少しずつ上がり、日差しに喜ぶガーデンシクラメン
冬の間はあまり動きのなかったガーデンシクラメンも、
少しずつ葉を増やし、花数を増やします。
3月から開花のピークに入るため、
真冬とは少し管理方法が違ってきますので、チェックしてください。
[ガーデンシクラメンの育て方 3月]
■基本の栽培管理
・栽培環境
基本的に風通しと日当たりの良い場所で管理することは2月と同じです。
屋外に出して管理しているものは、だんだんと霜の心配も少なくなってきます。
室内に取り入れて管理していた株は、
最低気温が10度を上回るようになったら、屋外に出してあげましょう。
室内に置くよりも、屋外の方が、日照を確保できます。
ただし、室内栽培の鉢を、いきなり屋外の日当たりの良い場所に置くと、
株に大きなストレスを与えてしまいます。
7日~10日ほどの間は、午前中から外の陽だまりに置いておきます。
夕方以降は、室内に入れて、夜間は室内で管理します。
その後は、夜間も屋外に出したままにし、環境に慣れさせてあげましょう。
・水やり
葉数や花数が増えることで、水を吸い上げる量が増えてきます。
花壇など地植えの場合は、土が乾燥したら、たっぷりと水を与えるようにします。
寄せ植えなどの鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、
鉢底から水が染み出てくるまでたっぷりと与えます。
3月に入っても、夜に冷え込むことがあります。
夕方以降に水を与えると、土が冷えて根を傷めることがあるので、避けるようにします。
水やりをする時は、できるだけ午前中に済ませるようにしましょう。
肥料切れに気をつけます
・追肥
葉数も花数も多くなる時期なので、肥料切れには注意が必要です。
1週間に1回のペースで、規定通りに薄めた液体肥料を水代わりに与えます。
この時与える液体肥料は、窒素・リン酸・カリのカリ分が多めのものを選びます。
肥料切れを起こすと、新芽が途中で枯れてしまったり、葉の色が悪くなったりします。
忘れずに追肥をするようにします。
・葉組み
葉も花も増えてくる時期なので、株姿が乱れがちです。
葉と葉の隙間から花茎が飛び出していることもあるでしょう。
葉が中心に寄り、花茎がいたるところから飛び出ている状態では、
生長点である株の中心に光がうまく入りません。
葉組みをすることで、大きな葉を外側に、花を中心に寄せることができ、
株の中心のまだ小さい芽にまで光を当てることができます。
花ガラや傷んで変色した葉、枯れた葉などは、随時取り除くと、
カビの発生を抑えられ、風通しも良くすることができます。
■3月のガーデンシクラメンの状態
・購入した株
冬を乗り切り、一段と葉と花が増えてボリュームが出てきます。
寒い間も花を咲かせてはいても、やはり春になるとそれを超える量の花を咲かせます。
水やり、追肥、日当たりなど、万全の環境を作ってあげましょう。
・夏越しした株
購入した株よりも大きく育っていることの多い夏越しした株は、
さらに葉と花の数を増やし、満開状態になります。
前年に見た時よりも、さらに立派に成長した姿をたっぷりと楽しめる時です。
購入株と同じように、万全の環境で管理してあげましょう。
*ガーデンシクラメンの基本の手入れは、ていねいにすると花がたくさん咲きます
・ガーデンシクラメンの育て方
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
■2018年の雪と寒さで
毎冬、コンクリートの上に置いていたガーデンシクラメン1株が枯れ、1株は持ち直しそうです。
パンジーは、新芽が出ています。スノコなど敷いてあげるべきでした。
花台に置いていたガーデンシクラメンは、ほぼ健康です、
花数は、だいぶ少ないですが花芽が出て来ています
花台に置いていた原種シクラメンは、寒さの悪影響が出ていません、
葉の大きさの揃いが、いつもより悪いです