シクラメン しおれるときは?
シクラメンが突然しおれ、
葉や花がぐったりすることがあります
しおれる原因が、何なのかを見極めて、
シクラメンを回復させる方法をご紹介します。
*ガーデンシクラメンも共通の手当てをしてください。
[シクラメン しおれるときは?]
■水切れによるもの
シクラメンは、どちらかというと少し乾いた土を好みます。
ただし、土が乾燥しすぎてしまうと、
吸い上げる水分がなくなり、しなびたようになってしまいます。
底面給水の鉢の場合は、鉢皿部分に7~8割くらい、
常に水が入っているようにしておきましょう。
普通の鉢に植えている場合は、
土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。
普通の鉢の場合は、鉢皿に出てきた余分な水は、
溜めたままにせず、捨てるようにします。
溜めたままにしておくと、根腐れの原因になるので注意します。
・対処方法
根腐れ以外が原因の時には、共通した対処方法があります。
まず、水切れが原因の場合は、一度水をたっぷりと与えます。
水やりを忘れてしおれてしまったシクラメン
底面給水鉢の場合も、普通鉢と同じように上から水を与えます。
花、葉茎、球根には水をかけないようにします。
1.新聞紙を1枚用意します。
2.花の部分は束にして、花茎を紐などで結んで立たせます
3.用意した新聞紙を、シクラメンの鉢に巻きます。
4.日陰で様子を見ます。
シクラメンを巻く時は、
葉や花が隠れるくらいの高さになるように調節します。
また、葉や花を持ち上げるようにして新聞紙を巻くと、
効果が出やすくなります。
このケースでは、半日くらいで回復しました♪
上記の簡単な対処方法でも戻らなかった場合は、
新聞紙を巻いた状態で、新聞紙に霧吹きで水をふきかけて湿らせます。
こうすることで、新聞紙の内側の湿度が高くなり、戻りやすくなります。
1日で戻らなかった場合は、
2日~3日同じことを繰り返して様子を見ましょう。
■環境の変化によるもの
シクラメンを購入してきたり、いただいたりした直後、
ぐったりとしてしまうことがよくあります。
これは環境の変化によって、シクラメンがストレスを受けた結果です。
かといって、あまり心配する必要はありません。
・対処方法
シクラメンにとって暑すぎたり寒すぎたりする部屋であれば、
そのまま枯れてしまうことも稀にありますが、
たいていはすぐに元に戻ります。
■暑過ぎる、寒過ぎる
シクラメンは温度に左右されやすい植物です。
暑すぎたり、寒すぎたりすると、
葉や花茎がしおれたようになってしまうことがあります。
同じように、強風に当たった時も、似たような症状が出ます。
真冬に、暖房が入った部屋では暑すぎることがあり、
反対に、冬の窓辺は気温が低くなりすぎることがあります。
・対処方法
室温が10度~20度くらいになるように調節してあげましょう。
花屋さんにガーデンシクラメンが並びはじめましたね
■根腐れによるもの
植えられている土の水はけが悪かったり、
普通鉢なのに鉢皿に水を溜めたままにしていると、
根腐れを起こすことがあります。
また、底面給水鉢の皿部分も1ヶ月に1度くらいは洗うと安心です。
根腐れを起こしてしまうと、
根から十分な水分を吸い上げることができなくなり、
葉や花もぐったりとしてしまいます。
植え替えなどの時に使う土は、
必ず水はけの良い清潔なものを選ぶようにしましょう。
・対処方法
根腐れが原因の場合は、まずカビが生えていないかをチェックします。
どこにもカビが見られず、球根を押しても弾力が残っている状態であれば、
回復する見込みがあります。
失敗する可能性もありますが、思い切って植え替えをします。
本来であれば植え替えの時期でない場合もありますが、
新しい水はけの良い土に植え替えることで、
それ以上悪化するのを防ぐことができることが多いです。
植え替えの時、根腐れを起こして黒く変色している根は、
必ず取り除くようにしましょう。
植え替えた後、明るい日陰で管理し、追肥を控えて様子をみましょう。
一時的に葉もほとんどない状態になることがありますが、
根と球根さえ生きていれば復活する可能性はあります。
水は土が乾いたら与えるようにし、養生させてあげましょう。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・ガーデンシクラメンの育て方
・ガーデンシクラメン 寄せ植え
・ガーデンシクラメン 花壇