ガーデンシクラメンの育て方 1月
1月になると、寒さはだんだんと厳しくなってきますが、
ガーデンシクラメンは本格的な開花の季節になります
ガーデンシクラメンの基本的な手入れをしっかりとすることで、
葉が茂り、次から次へと蕾をあげて花を咲かせます。
1月のガーデンシクラメンの基本的な手入れをご紹介しましょう。
[ガーデンシクラメンの育て方 1月]
■基本の栽培管理
・栽培場所と防寒対策
1月は、新芽も花芽もたくさん伸びてきている頃なので、
できるだけ日照時間を確保してあげるようにします。
日照不足になると、徒長したり、元気がなくなったり、
せっかくできた蕾が小さいまま枯れることがあります。
11月中旬頃までに植え付けた株は、
すでに根がしっかりと張っている状態ですので、
品種によりますが、0度まで耐えられると言われてます。
・地植え
寒い地域の庭植えや花壇植えでは、
防寒のため、株元をマルチングします。
バークチップ、腐葉土、ワラなどを敷くと良いです。
寒波で冷え込み、霜が降りるようなときは、
夜から朝に、白色寒冷紗などをかけて、
ガーデンシクラメンの傷みを防ぎます。
シクラメンと同じで、暖房は不得意です
・鉢植え
気温が0度以下になる可能性がある日は、
鉢植えの場合、軒下に移動したり室内に取り込みます。
その際、暖房の入っている部屋に置くことは避け、
室内でも外との温度差の少ない寒い玄関などに置きましょう。
氷点下にならなければ、風も防げるので問題ありません。
基本的に室内に置いて管理したい場合は、
室温が5度~15度程度の場所に置くようにします。
暖房の効いていない日当たりの良い窓辺が最適です。
室温の高い場所では花付きが悪くなり、
徒長してくることがあるので気をつけます。
室内で管理していても、時々は外に出してあげましょう。
晴れていて、比較的気温の高い日は、
ガーデンシクラメンを外に出して、太陽の光を浴びさせます。
たっぷり日光浴をさせたら、日が暮れる前に室内に取り込みます。
ある程度の寒さに当てると、徒長せず締まった元気な株に育ちます。
さらに、開花期間も長くなります。
ガーデンシクラメンは、水の与え方で丈夫に育ちます
・水やり
基本的には、土の表面が乾いたら、たっぷりと与えるようにします。
・地植え
花壇などで地植えにしている場合、土が乾いてきたら、水を与えます。
雨の当たる場所であれば、基本的に水を与える必要はないですが、
土の表面が乾いていたら与えるようにします。
・鉢植え
鉢皿を敷いている場合は、水やりの時の余分な水は、必ず捨てます。
鉢皿に水を残したままにすると、過湿の原因になります。
水やりが必要かどうかは、必ず土の乾き具合で判断します。
何日に1回というペースで考えると、
土が乾かないうちに水やりをして、過湿になるケースが多いです。
水やりをする時、葉や球根にはできるだけ当たらないようにします。
少しであれば葉や球根に水がかかっても構いません。
ただし、夕方までには濡れた葉などが乾くように調節します。
濡れたままだと、夜間に冷え込んで凍ることがあります。
午前中の暖かいうちに水やりをするようにしましょう。
・追肥
花が次から次へと咲く時期なので、
肥料切れを起こさないように注意します。
1週間に1回のペースで、
水代わりに液体肥料を与えるようにします。
液体肥料は、カリ分が多めのものを選びましょう。
カリを多く与えることにより、根を強くし、
寒さに耐えられる株に育てることができます。
ただし、カリ分のみを与えてはいけません。
窒素・リン酸・カリはそれぞれに役割があり、いずれも必要な成分です。
*花ガラ摘み、葉組みも必要に応じてしてあげます。
>>ガーデンシクラメンの育て方
■1月のガーデンシクラメンの状態
・購入した株 (今年購入の株)
購入した時に咲いていた花が終わりながらも、
次から次へと蕾が上がり開花するので、
常にたくさんの花が咲いている状態です。
花が咲いた数だけ、しおれる花が出てきます。
こまめに花ガラ摘みをして、風通し良く清潔な状態を保ちます。
・夏越しした株 (写真は3年目の株)
夏越しをした株も、そろそろ花数が増えてきます。
購入した株ほどの花数はないかもしれませんが、
1年待っての開花は、とても嬉しいものです。
花数が少なくても、小さな蕾が見えて来れば必ず咲きます。
水を与え、追肥をし、太陽の光をたくさん浴びさせ、
小さな蕾が枯れることなく開花するように努めましょう。
■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え