シクラメン 育て方 3月

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シクラメンの育て方 3月

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シクラメンをリフレッシュさせましょう

 

 

3月に入ると、厳しかった寒さもだんだんと和らいできます。
秋から冬の間、花を咲かせ続けてきたシクラメンも、そろそろ疲れが出る頃です。

 

株の疲れをとり、次のシーズンもまた花を楽しめるよう、準備をしましょう。

 

[シクラメンの育て方 3月]

 

 

■基本の栽培管理

 

・置き場所
寒い間、室内で過ごす時間が長かったシクラメンですが、
3月に入ると日中に10度を超える日も多くなってきます。

 

室内に置いている時間が長いと、どうしても日照不足になってしまうので、
日中が10度以上ある暖かい日は、必ず日光浴をさせるようにします。

 

3月中旬頃までは、暖かい日中だけ外に出し、
気温が下がる夕方には室内に取り込みます。

 

夜は室内で過ごし、翌日お天気が良く暖かければ、また外で日光浴をさせます。
天気の悪い日や、風が強く気温が低い日は、外に出す必要はありませんが、
できるだけ外に出して日に当てると、シクラメンもリフレッシュできます。

*ただし、シクラメンに良かれと思って、置き場所を始終変えると、

シクラメンの生長リズムが狂い、元気に育ちにくいので注意します。

 

 

室内から室外に徐々に移動させます

 

 

3月中旬を過ぎると、最低気温が10度を下回る日も少なくなってきます。
そうなれば、室内には入れずに屋外で管理します。

 

屋外の日当たりの良い場所に置き、日中はよく日を当てるようにします。
夕方以降に少し冷える日もあるかと思いますが、
軒下など霜の降りない屋外に置くようにし、室内には取り込みません。

 

この時期、長雨が降ることがあります。
その時に雨ざらしにしてしまうと、土などが冷えすぎてしまったり、
過湿の状態になってしまうことがあるため、
雨の当たらない場所に置くようにしましょう。

 

・水やり
気温が少しずつ上がってくるにつれ、シクラメンの生育もよくなってきます。

そのため、厳寒期よりも水を吸い上げる力が強くなり、土が乾きやすくなるので、
土の乾きや鉢皿の水の減り具合には注意しましょう。

 

底面給水鉢に植わっている場合は、
鉢皿の中に溜めている水が切れないように注意します。

 

時々、上からも水を与えることで、肥料濃度を下げたり、
新鮮な空気を土に送ることができます。

 

その場合、鉢皿に溜めていた水は一度捨て、上から水を与えます。
鉢底から水が出てくるまで水をたっぷりと与えた後、
余分な水が出てこなくなったら、鉢皿に溜まった水を再び捨てます。

その後、鉢皿にいつもと同じ要領で、新しい水を入れておきましょう。

 

普通の鉢に植わっている場合は、土の表面が乾いたら、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。

 

鉢皿に溜まった余分な水は、すぐに捨てておきましょう。
3月といっても、夜間に急に気温が下がることがあります。

 

夕方に水を与えると、夜間に土が冷えて球根や根を傷めることがあります。
水やりをする時は、必ず午前中に済ませるようにしましょう。

>>シクラメン 水やりは?

 

・追肥
1週間に1回のペースで、規定量に薄めた液体肥料を与えます。
この時与える液体肥料は、カリ分の多いものを選びましょう。

 

底面給水鉢の場合は、鉢皿の中に薄めた液体肥料を入れて給水させます。
普通鉢の場合は、水やりを同じ要領で、上から液体肥料を与えます。

 

屋外に出して2週間ほどすると、屋外での環境に慣れてきます。
環境に慣れた頃を見計らって、タブレット状の緩効性の肥料も与えます。

 

タブレット状の肥料は、窒素・リン酸・カリが同等のものを選びます。
タブレット状の肥料を与えた後も、1週間に1回、液体肥料を与えるようにします。

>>シクラメンの肥料

 

 

 

葉組みをして、株の中央にも日が当たるようにします

 

 

◎株を充実させよう!
今シーズン購入した株は、早くから開花しているため、
3月頃になると、だんだんと花数も少なくなり、
葉の色も少し悪くなったりして、疲れが見えてきます。

 

夏越しした株も、暖かくなってくると、一回り大きくなり、次のシーズンに備え始めます。
どちらの株も、適切な世話をして充実させておくことで、
翌シーズンもまた美しい花と葉を楽しむことができますので、
この時期にはそのための作業を行います。

 

まずは追肥です。
購入株は花数が減ってもまだ花を咲かせていますし、疲れている状態です。
肥料を与えることにより、失った体力を取り戻しましょう。

 

夏越しした株も、まだ満開が続いている状態ですので、体力を必要とします。
屋外に出してからは、緩効性の肥料と液体肥料を平行して与えます。

 

次に日光浴です。
同じ日当たりの良い場所でも、屋外と室内ではやはり差が出ます。
日照不足気味のシクラメンに、たっぷりと日を当てることで、元気が出ます。
この時、葉組みをして株の中心にもしっかりと光を当てると、さらに効果的です。

>>シクラメン 葉組み方法

 

最後に、花ガラ摘み枯れた葉の掃除です。
種を採取するために結実させるのはいいのですが、
それ以外に関しては、花が終わったら花ガラを摘むようにしましょう。
花ガラを摘むことで、余計な体力を使わずに済みます。

 

また、枯れた葉もこまめに取り除いておきます。
花ガラや枯れた葉をそのままにしていると、風通しが悪くなったり、
カビが発生したりすることもあり、いいことはありません。

 

株を健康に保つためにも、花ガラと枯れた葉のチェックを時々しておきましょう。

 

 

寒さや日当たりの悪さで弱った株も再生できる可能性があります

 

 

■3月のシクラメンの状態

 

・購入した株
秋から花を咲かせ続けている購入株は、だんだんと花の数が減ってきます。
場合によっては、葉の色が悪くなったり、
日照不足になって葉柄などが徒長してしまっていることもあるでしょう。
咲いている花を楽しみつつ、弱った株を回復させるのが今月の課題です。

 

・夏越しした株
夏越しをさせた株は、3月であればまた満開期です。
咲き始めが購入株よりも遅い分、まだまだ弱った印象はありません。

 

それでも、たくさんの花を咲かせ、葉を維持して新芽を出すのには、体力が必要です。
追肥と適度な水管理を心がけましょう。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方



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