シクラメン 根腐れ

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シクラメン 根腐れ

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シクラメンを育てていると、
葉や花がぐったりと倒れてしまうことがあります

 

 

原因を探ってみると、どうやら根腐れかも?

根腐れとは、根が傷んでいるため、必要な水や養分を、
吸い上げることができなくなっている状態です。

 

根腐れを起こしてしまったシクラメンでも、

手入れにより、まだ再生する可能性があります。

 

反対に、悪化させると、萎凋病、灰色カビ病(ポトリチス)、
軟腐病を起こし枯死する場合もあるので要注意です。

 

では、根腐れを起こす原因と対策、

図版と画像を用いて再生方法をご紹介します。 

 

[シクラメン 根腐れ]

 

 

■根腐れの確認方法

 

シクラメンの調子が悪い時の原因の中に、根腐れと水切れがあります。
原因は、過湿と乾燥で真逆ですが、その症状の出方は似ています。

 

葉や花がぐったりと倒れている時、
ぱっと見ただけでは、どちらが原因なのか分かりません。

 

そんな時は、土の状態を確認してみましょう。
土が乾いていれば、水切れで症状が出ています。

反対に土が湿っていれば、過湿状態が続いて根腐れを起こしています。

 

何が原因かで対処のしかたが変わるので、
慌てず、原因を調べてから対策をとりましょう。

 

 

根を大切に育てると花もたくさん咲きます

 

 

■根腐れの原因

 

根腐れの主な原因は、過湿の状態が続くことにあります。

ではなぜ過湿の状態になってしまうのか?
考えられることは、以下のように主に3つあります。

 

1. 水を与えすぎている 
A

・普通鉢
普通鉢で育てている場合、
水やりは上=表土から与えることになります。

 

水やりのタイミングは、
土の表面が乾いたらたっぷりとが基本です。

 

まだ土が湿っているのに、無理に水を与えてしまうと、
土がじめじめと湿った状態が続き、過湿となってしまいます。
土の表面が乾くまで待ってから、水を与えるようにしましょう。

 

 

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・底面給水鉢 
底面給水鉢の場合は、鉢と鉢皿が一体となっていて、
鉢皿に水を溜めておく方法です。

 

鉢の底からは不織布など、水を吸い上げる布が垂れていて、
それが鉢皿に溜まった水を吸い上げる仕組みです。

 

鉢皿と鉢との間に、穴があいています。
この穴から、鉢皿の三分の二くらいまでの高さまで水を入れます。

 

この水位が高すぎると、直接、土に水が入り込むため、
加湿状態になることがあるので注意します。

 

2. 水の与え方が間違っている 
稀に、普通の鉢皿に水を多めに入れた状態の中に、
普通鉢の底が沈むようにして管理する方がいます。

 

鉢皿に直接、普通鉢の底を沈めてしまうと、
水に鉢が沈んだ分だけ、土も水の中に沈んでいる状態になります。

 

つまり土全体が湿っていて、
さらに鉢底の土も常にびしょびしょの状態になります。

 

普通鉢に植えるか、底面給水鉢に植えるかで、
シクラメンの水やり方法は変わりますのでこちらで確かめてください。
>>シクラメン 水やりは?

 

3. 土の水はけが極端に悪い 
水やりの方法を間違っていなくても、
土の水はけが悪ければ、過湿状態になります。

 

土が乾くまで何日も待っていても、湿っている場合は、
水はけが悪い可能性が高いです。
*温度や湿度、エアコンの有無など環境にもよりますが、
冬季は7~10日程度で、表土が乾くのが一般的です。

 

購入してきた鉢植えでも、土の品質が悪い場合はあります。
水はけが悪いようなら、購入してきたばかりであっても、
植え替えをして土を変えることをおすすめします。
>>シクラメンの用土

 

 

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良い苗の見分け方

 

 

■根腐れの対策

 

根腐れを起こしている株は、
植え替えることで回復することがあります。

 

シクラメンの本来の植え替え時期は、夏の終わりから秋の始めです。
ただし、根腐れの場合は、緊急時の処置なので、
適期でなくても植え替えを行います。

 

植え替えの目的は、水はけの悪い土を水はけの良い土に入れ替え、
腐って傷んだ根を取り除いて、新しい根の生育を促すことです。

 

◎根腐れ時の植え替え手順

1.鉢からシクラメンを抜き、根鉢を丁寧に崩します。
2.黒っぽくなっている根や、茶色くなっている根をすべて取り除きます。
3.新しい清潔な用土を使って、元の鉢に植え付けます。
4.鉢に合った水やり方法で水を与え、養生します。

 

傷んだ根を取り除く時は、
傷んでいる根を、ハサミではなく手ですべて取り除くようにします。

 

取り除いた後、根が少なくなってしまっても、
株の体力が戻れば、また根は生えてきます。

 

傷んだ根を残すと、他の健全な根も傷めるので丁寧に作業します。
球根の傷みが少ないと、このようにすれば回復・再生の可能性があります。

 

ただし、処置の後、球根全体が、ぶよぶよとして張りがなくなったら、
とても残念ですが、回復は、無理だと思われます。

 

■参考
・シクラメン 育て方 温度は?
・シクラメン 室内の育て方は?
・シクラメンの育て方
・ガーデンシクラメンの育て方
◎ガーデンシクラメン 寄せ植え

◎ガーデンシクラメン 寄せ植え 簡単な作り方



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