シクラメン とは

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シクラメンとは?

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シクラメンは、地中海が原産のサクラソウ科の多年草植物です

 

 

日本では、冬の豪華な植物として室内で鑑賞したり、

花壇や寄せ植えにして楽しむ花として、とても人気があります。
では、シクラメンとはどのような植物なのでしょうか。

 

 

[シクラメンとは?]

 

 

■名前の由来

 

シクラメン(cyclamen)は、ギリシア語でキクロス(kiklos)と呼ばれ、
「らせん」や「円」といった意味があります。

 

シクラメンの原種は、花を咲かせた後に結実すると、
花茎をくるくると巻いていく習性があります。
その姿からキクロスと呼ばれたとされています。

 

また、シクラメンには球根があり、
こちらが円の形をしていることから呼ばれたいう説もあります。

 

シクラメンには、「カガリビバナ」や「豚の饅頭」という和名があります。
カガリビバナは篝火花と書き、字の通り、
シクラメンの反り返った花の形が、
篝火に似ていることから呼ばれるようになった名前です。

 

植物の和名は、その姿形から名づけられることが多く、
篝火花もそのひとつなんですね。

 

こういった和名は、なんとなく風流な雰囲気があり、
日本ならではといった感じです。

 

同じ和名でも、豚の饅頭というのは少し風流とは離れています。
こちらの和名は、シクラメンの英名であるsow breadからきています。

 

Sow breadは、日本語に訳すと「雌豚のパン」となります。
これは、シクラメンの球根が雌豚のエサになることから、
呼ばれるようになった名前で、日本風に訳すと豚の饅頭となります。

 

シクラメンの球根が雌豚のエサになるというのは意外です。

ドイツやフランスでは、アルプスのスミレと呼ばれています。

 

 

Primitive cyclamen

原種シクラメン

 

 

■日本での栽培歴

 

シクラメンが日本にやってきたのは、明治時代の初期とされています。
その後、大正時代の末期から本格的な栽培・生産が始まりました。

 

ドイツの種苗会社から取り寄せた種を育てるところから、
日本のシクラメン栽培は始まります。

 

ところが、最初は種や球根が腐ったりして、
なかなかうまく栽培できず開花も難しかったようです。

 

戦後になり、温室設備が充実してくると、
シクラメンの栽培農家もしだいに増えていきました。

 

1985年頃、冬の鉢花の女王として、シクラメンの人気が高まった頃、
画期的な鉢が発売されました。
それが、底面給水鉢です。

 

この鉢が普及したことで、水やりの負担が減り、
生育のばらつきを抑えることに成功したのです。

 

現在でも、室内用の大型シクラメンの鉢植えには、
底面給水の鉢が使われていることが多いです。

 

画期的な底面給水鉢が登場したことで、
近年では年間2000万鉢を超えるシクラメンが生産されています。

 

 

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底面給水鉢で安心 C)イングの森

 

 

■香りの探求

シクラメンにはもともと香りがありましたが、
一般的に出回っているシクラメンからは香りはほとんどしません。

 

それは、シクラメン・ペルシカムという品種から改良を繰り返し、
香りよりも花の大きさや形、色に特出させたためです。

 

シクラメン・ペルシカムの香り成分には、
もともと埃や乾燥した木材のような香りのする、
セスキペルテンという成分が主になっています。

 

セスキペルテンは、人間が花に求める香りとは程遠いことものです。

日本では、1975年頃に「シクラメンのかほり」という歌が大ヒットし、
シクラメンに香りや芳香があって欲しいという要望が高まりました。

 

育種家の間では、良い香りのするシクラメンの改良も進められましたが、
セスキペルテンが邪魔をして、なかなかうまくはいきませんでした。

 

そんな中、1996年に日本の研究所が、
シクラメン・ペルシカムと良い香りのシクラメン・プルプラセンス、
とをかけ合わせ、2系統の育成に世界で初めて成功しました。

 

このシクラメン・プルプラセンスは、
バラやヒヤシンス、スズランのような香り成分を含むため、
芳香性のあるヒヤシンスの誕生が叶うこととなりました。

 

香りのするシクラメンが登場したことにより、
花の色・形・大きさに加え、香りという選択肢も増えました。

 

 

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香りの良いシクラメンも登場します

 

 

■原種と園芸種

 

シクラメンは、北アフリカから中近東、地中海沿岸にかけて、
原種が15種類~21種類ほどが分布しています。

 

原産地では、夏の気温が高くても湿気が低く、冬は最低でも10度ほどと、
比較的暖かい気候で育っています。

 

低木の下や岩場で群生している様子がよく見られます。
原産地に比べると、日本の夏は高温多湿になることが多く、
冬は氷点下になる地域も多いです。

 

そのため、原産地の自生環境を引き継いでいる品種は、
改良を重ねた園芸品種であっても、
必然的に室内で育てる品種が多くなってくるのです。

 

シクラメンの原種には、春咲き・夏咲き・冬咲きに分けられます。
現在、日本で販売されているシクラメンは、
その中でも冬咲きの代表であるシクラメン・ペルシカムを、
品種改良したものがほとんどです。

 

冬咲き品種を改良したもののため、
日本で普及しているシクラメンは冬から春にかけて、
花を咲かせるも性質になっているのです。

 

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